ナショナルズのテッド・ラーナー創立筆頭オーナーにとっては94歳の誕生日だった10月15日、初めてワールドシリーズ(WS)進出の栄誉を手にした。1925年ワシントン生まれ。不動産開発業で財を成し、1960年にワシントンを去った大リーグ球団を、2006年に買収額4億5000万ドル(約490億5000万円)で首都にもたらした。
地元紙ワシントンポスト(電子版)は「ナショナルズの勝利はテッド・ラーナーにとって最高の誕生日プレゼント」の見出しで「野球には、世代をつなぐ絆を生む魔法がある。特に、父子にとって。息子は初のWS進出という究極の誕生日プレゼントを手にした」と報じた。
「息子」のマーク・ラーナー筆頭オーナーは「魔法のような旅だ。もちろん、この誕生日プレゼントを望んでいた」と語った。