16日は風間前監督の58歳の誕生日だった。トヨタスポーツセンターでグランパスの練習を見ていた記者。その脳裏にふと、前指揮官と最後に交わした会話がよぎった。
「デカくて旨かっただろ。おまえがいつも食べているのは、小さいんだろうな。それ、メザシって言うんだ(笑)。ハッハッハ」
会話は最後に指揮した9月26日・清水戦後。記者が前夜食べた、キンメダイの煮付けの話になった。風間前監督は地元・静岡の食材や料理を誇らしげに語り、記者もまた、2夜連続でサイズの大きなキンメダイを食べたくなるほどよだれを出した。
この試合後に指揮官は去り、クラブはフィッカデンティ新監督へとかじを切った。残り6試合。J1残留してもらいたい。せめて、風間前監督との思い出をJ1残留というくくりの中に収めておきたい。