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2019年10月17日 紙面から
スカウト会議を終え、集まった報道陣に話す中日・与田監督=東京都内のホテルで(斉藤直己撮影)
夢プランに向けて、堂々の公表だ。中日のスカウト会議が16日、東京都内で行われ、与田剛監督(53)が17日のドラフト会議で東邦高・石川昂弥内野手(18)を1位指名することを公言した。当初は一本釣りが予想されていた地元・愛知県出身のスター候補生に、複数球団が入札する可能性が出てきたが、昨年のドラフト会議で1位指名した根尾昂内野手(19)との3、4番コンビ結成へ、敢然と指名する。
約2時間半に渡って行われたスカウト会議から出てきた与田監督は、力強く言い切った。「(1位指名は)決まりました。石川君で行きます!」。高校生屈指のスラッガーである石川を、1位指名すると公表した。
当初は投手を1位候補とする方針だったが、さまざまな議論を重ねた結果、石川で行くと決めた。「右の、長打力のあるバッター」と与田監督が話したように、高校通算55本塁打を放った石川は、右の長距離砲というチームの補強ポイントとも合致する。さらには、将来をにらんだ夢プランも指揮官は口にした。
「将来は根尾と石川君と2人で中軸を打てるような、そういうチームにしていきたいという期待から決めた」。与田監督がこう話すと、松永編成部長は補足するように言った。「3番・根尾、4番・石川というものが出来上がれば、チームとしても骨格ができる。夢は開けると思う」。昨年と今年のドラフト1位コンビで3、4番を担い、三遊間を守る。強竜を復活させる未来の軸に根尾がいて、そして石川もと考えている。
「野手の中で一番いい評価。U-18W杯で木製バットに対応できて成績を残した。守備もスローイングが安定しているし、足も遅くない。その点でも評価は上がった」。松永部長がこうも評した石川は、地元・愛知が生んだスター候補。公表した理由について与田監督は「今更いろんなことをごまかしたりする必要はない。球団の総意です」とキッパリ。これが間違いなく他球団へのけん制にもなりそうだ。
困ったときには頼りになる剛腕もある。1位入札なら一本釣りとみられていた石川だが、楽天が指名する可能性が急浮上。さらに大船渡高・佐々木の1位指名が有力視されるソフトバンクも直前で切り替える可能性が出てきた。だが、抽選なら与田監督が昨年、根尾を4球団競合の末に引き当てた実績がある。この2球団が相手となれば、いずれも最初に引くのは中日。与田監督は「まだ言われてないが、指名があれば引きます」と黄金の右手をさく裂させる。
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