楽天の1位は将来の4番かエース候補-。楽天は16日、東京都内のホテルでドラフト会議に向けたスカウト会議を行い、石井一久ゼネラルマネジャー(GM)は「2人に絞った。将来的に40本、将来的に20勝。どちらも希少価値が高く、ウチをグレードアップしてくれる選手。どちらにするか、最終判断は明日」。具体名は出さなかったが、東邦高の石川昂弥内野手(18)か大船渡高の佐々木朗希投手(17)が1位候補と認めた。
これまでは即戦力投手を補強ポイントに挙げてきたが、2人の高校生には、それを覆すだけのポテンシャルの高さと希少性があるという判断だ。「野手もあまりいないので、各球団駆け足になると思う」と、能力の高い野手は競争率がより高くなるとも見ている。
石川には中日が、佐々木には日本ハム、ロッテ、西武が1位指名を公言しており「どちらにしてもくじになるので、外れたときも想定している。状況判断と瞬発力が大事」と石井GM。外れ1位候補は東海大・海野隆司捕手(22)ら、即戦力と将来性豊かな原石を取りそろえ、厚めにリストアップして臨む。 (竹村和佳子)