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【首都スポ】

[大学野球]白鴎大“三羽かもめ”ラミレスは遠投130メートルの強肩が魅力

2019年10月17日 紙面から

鋭いスイングのラミレス・レンソ内野手

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 NPBのドラフト会議が17日に行われる。関東以北でプロ志望届を提出した選手は、高校・大学生合わせて114人。ここ数年、全国大会でも上位進出が目立つ関東5連盟からも27人が名乗りを上げた。関甲新学生リーグの白鴎大から指名を待つのは、快足の金子莉久外野手(4年・国学院栃木)、高校時代から注目の大下誠一郎外野手(4年・白鴎大足利)、父がプロサッカー選手で主将のラミレス・レンソ選手(4年・文星芸大付)の3人。栃木で力をつけた三羽がらすならぬ“三羽鴎(かもめ)”に注目だ。 (小原栄二)

 プロサッカー選手だったペルー人の父のDNAを受け継いだラミレスは身体能力が抜群。「力強いスイングや肩を見てほしい。ドラフト会議は楽しみ。独特の緊張感がある」。遠投で130メートルを投げる強肩。栃木県育ちだが、両親の影響で、スペイン語もできるバイリンガルでもある。

 父オルランドさんと小さいころはサッカーをして遊んでいたが、たまたま野球チームに入って、サッカーはやめた。ちなみに、弟は文星芸大付のサッカー部。白鴎大で一番悔しかったのが、明治神宮大会切符を懸けた3年秋の関東地区選手権。神奈川大戦で1点を追う終盤、1死二、三塁で二直併殺。「打てば逆転という場面であと1本が出せなかった。今でもときどきふっと思い出すが、あれがあるから今がある。ああいう思いはもうしたくない」と力を込める。

 今秋は主将で5番を打ち、3本塁打を記録するなど、リーグ優勝に向けてチームをけん引。ラミレス監督が率いるDeNAなどが興味を示しているそうで「(ラミレス監督の)プレースタイルも、愛されるところも好きです」。ドラフト指名には運と縁がつきものだが、同姓指揮官のもとでプレーする可能性もある。

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