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【芸能・社会】

利用客 実は俳優養成学校生徒、謝礼金もなし…テレ朝系スーパーJチャンネル やらせ謝罪

2019年10月16日 22時16分

報道番組「スーパーJチャンネル」のやらせがあったと発表し、頭を下げるテレビ朝日の篠塚浩常務。左は長田明広報局長

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 テレビ朝日は16日夜、東京・六本木の同社で記者会見を開き、報道番組「スーパーJチャンネル」(月~金曜午後4時50分)が業務用スーパーを取り上げた企画で、登場した複数の買い物客が番組スタッフの知り合いで、このスタッフが事前に取材日程を教えるやらせがあったと発表した。

 テレビ朝日によると、やらせがあったのは3月15日の放送回。業務用スーパーを業者ではなく個人で利用する客の人間模様を描く企画。登場した5人の客が、実際には番組スタッフである男性ディレクター(49)の知り合いだった。ディレクターは事前に取材日程を教え、店では初対面を装っていた。

 ディレクターは派遣社員で、1人で企画、撮影していた。また俳優養成教室の講師もしており、客5人のうち4人は教室の生徒でもう1人は別の専門学校で面識のある人物だった。謝礼金は支払っていないという。

 やらせは匿名の情報提供で今月4日に発覚。同社の調査にディレクターは「番組制作に自信を失っていた」と話しているという。記者会見で同社の篠塚浩常務は「番組への信用を著しく毀損(きそん)する重大な問題。視聴者、関係者の皆さまに深くおわびする」と謝罪、徹底した検証をへて再発防止策を策定するとした。

 同番組は渡辺宜嗣アナウンサー(64)と林美沙希アナウンサー(29)がキャスターを務める同社の夕方の看板ニュース番組。

 

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