アジア スマートシティ会議について (ASCC)
私たちは、「スマートシティ開発」を、持続可能な都市づくりであると考えています。私たちの目指すスマートシティ開発とは、バランスの取れた持続可能な開発を推進し、公民連携によって生み出された様々な革新的技術を活用することにより、市民の生活の質を向上させるまちづくりです。これまで、国際社会の様々な場面で、「スマートシティ」に関する議論が行われてきましたが、こうした議論の積み重ねを経て、今、私たちに求められているのは、具体的なアクションです。
アジア・スマートシティ会議(Asia Smart City Conference; ASCC)は、アジア諸都市、政府機関、国際機関、学術機関及び民間企業等の代表者が一堂に会する国際会議であり、アジアにおけるスマートな都市開発に向けた情報のハブ構築を目指しています。この会議では、各都市の代表者から提示される都市課題や成長へのビジョン、民間企業や学術機関による革新的ソリューションの提案、及び公民連携を資金面で支援する国際機関の施策など、世界の様々な知見(ベストプラクティス)が共有されます。
8回目の開催となる本年度の会議では、「マーケットプレイスを通じた新たなビジネス機会の創出」を目指し、共同運営者である世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)とアジア開発銀行研究所(ADBI)とともに、参加者が新しいビジネスチャンスを発見できる場を提供していきます。市内を中心とした企業のみなさまの技術を新興国都市へアピールしていただく機会としてご活用ください。
アジア・スマートシティ・ウィークについて (ASCW)
「第8回アジア・スマートシティ会議」は、「アジア・スマートシティ・ウィーク(ASCW)」として、「日ASEANスマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合(ASCN)」、「グローバル・スマートシティ・アライアンス設立会合(GSCA)」と連携して開催します。
Y‐PORT事業とは
アジアをはじめとする新興国等では、著しい経済成長や都市化に伴う急激な人口集中に対してインフラ整備や環境対策が遅れており、様々な都市問題が発生しています。海外諸国・都市はもちろん、日本政府や国際機関など様々な方面から、横浜市の都市づくりとそれを支える企業の技術・ノウハウの活用に期待が高まっています。横浜市では、2011年1月から、新興国等の都市課題解決の支援と企業の海外展開支援を目的として、「横浜の資源・技術を活用した公民連携による国際技術協力(Y‐PORT事業)」に取り組んでいます。
アジア・スマートシティ会議は、このY‐PORT事業の一環として、アジア新興国諸都市、国際機関、学術機関、民間企業等の代表者が一堂に会し、経済成長と良好な都市環境が両立する持続可能な都市づくりの実現に向けた議論をすることを目的に実施しています。
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kokusaikoryu/yport/
第8回アジア・スマートシティ会議について
- 日付
- 2019年10月8日 (火) 〜 11日 (金) ※ 10日は一般公開
- 場所
- ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル
- 主催
- 横浜市
- 共同運営
- 世界銀行東京開発ラーニングセンター (TDLC) / アジア開発銀行研究所 (ADBI)
- 後援
- 内閣府 (予定) / 外務省 / 財務省 / 国土交通省 / 環境省 / 地球環境戦略研究所(IGES)/ 国際協力機構(JICA)/ 横浜市立大学 / シティネット
- 使用言語
- 日本語・英語 (同時通訳付) ※ビジネス・マッチング・ステージ会場のみ英語
ASCCプログラム ASCCプログラムはこちら
10月8日(火)
- 9:30‐10:15
- アジア・スマートシティ・ウィーク 開会式 登壇者
内閣総理大臣補佐官 和泉 洋人氏
横浜市長 林 文子
ASEAN事務次長 アラディン・リロ氏
アジア開発銀行 企業局長 ミッシェル・バロウ氏
世界銀行 駐日特別代表 宮崎 成人氏
- 10:30‐17:00
- アジア・スマートシティ会議(ASCC)ビジネス・マッチング・ステージ ⟨ベイビュー⟩
10月9日(水)
- 10:00‐17:00
- アジア・スマートシティ会議(ASCC)ビジネス・マッチング・ステージ ⟨ベイビュー⟩
10月10日(木)
時間 | プログラム | ナビゲーション |
---|---|---|
9:00‐9:30 | 参加受付 | |
9:30‐9:45 | イントロダクション ⟨モナコ・ニース⟩ | |
10:00‐17:00 | アジア・スマートシティ会議(ASCC)ビジネス・マッチング・ステージ ⟨ベイビュー⟩ | |
10:00‐12:00 | セッション1:都市課題解決にむけた交流 ⟨モナコ・ニース⟩ | |
10:00‐12:00 | セッション2: 破壊的技術と都市開発 ⟨アトランティック⟩ | |
10:00‐12:00 | セッション3:SDGsビジネスセミナー 〜SDGs・環境経営の視点を企業活動の本流に取り込む〜 ⟨カンヌ⟩ | |
12:30‐13:15 | ネットワーキング ランチ | |
13:15‐15:15 | セッション4:都市課題解決のためのナレッジ・ハブの役割 ⟨カンヌ⟩ | |
13:15‐15:15 | セッション5:効率的で効果的なインフラ計画とサービス提供のためのスマート・テクノロジー ⟨アトランティック⟩ | |
13:15‐15:15 | セッション6:横浜ユースイベント2019 ~スタートアップ・エコシステムの役割と可能性~ ⟨エーゲ⟩ | |
15:30‐17:00 | クロージングパネル ⟨モナコ・ニース⟩ |
※ビジネスマッチングをご希望の民間企業等から参加される方については、プロモーションコードのご案内ができます。
コードをご希望の場合は、8yscc2019@iges.or.jpあてにご連絡をお願いします。
10月11日(金)
- 午前
- 横浜市内企業施設の視察ツアー(※海外参加者のみ対象のプログラム。国内からの参加者は視察には登録・参加いただけませんので、ご了承ください。)
- コースA
- 株式会社Jバイオフードリサイクル 横浜工場
横浜市鶴見区の、食品リサイクル・バイオガス発電工場施設の視察
- コースB
- 港北ニュータウン
快適で暮らしやすいまちづくりに関する視察
- コースC
- 殿町キングスカイフロント
イノベーション研究エリアに関する視察
10月10日ASCCプログラム詳細
- 9:30‐9:45
-
イントロダクション ⟨モナコ・ニース⟩
分科会に先立ち、会議のねらい等を共有します。
- 10:00‐12:00
-
セッション1:都市課題解決にむけた交流 ⟨モナコ・ニース⟩
廃棄物処理、水・排水処理、省エネルギー・再生エネルギー、交通、防災, スマートな都市開発の6つの都市課題について、都市ニーズとソリューションのマッチングを促進するため、アジアの都市関係者と企業等との意見交換を、ワールドカフェ方式(インターラクティブなグループディスカッション方式)で行います。① 廃棄物処理
ファシリテーター:Y-PORTセンター・アドバイザー メリー・ジェーン・オルテガ氏② 水・排水処理
ファシリテーター:アジア開発銀行 プリンシパル・アーバンデベロップメント・スペシャリスト サンジャイ・ジョシ氏③ 省エネルギー、再生エネルギー
ファシリテーター:ファシリテーター:イクレイ日本 事務局長 内田 東吾氏④ 交通
ファシリテーター:鎌倉市参与、プランテック・コンサルティング 顧問 加治 慶光氏⑤ スマートな都市開発
ファシリテーター:Y-PORTセンター・アドバイザー アルフォンゾ・ベガラ氏⑥ 防災・減災
ファシリテーター:シティネット横浜プロジェクト オフィス ディレクター 平田 ケンドラ氏
- 10:00‐12:00
-
セッション2:破壊的技術と都市開発 ⟨アトランティック⟩
主催:世界銀行東京開発ラーニングセンター
既存及び新規の都市課題解決に向けて人工知能などのいわゆる破壊的技術を用いる都市が増えています。このセッションでは、まちづくりにおける破壊的技術の可能性と課題について、官民連携にも触れながら議論します。イントロダクション
世界銀行 東京開発ラーニングセンター シニアプログラムオフィサー ヴィクター・ムラス氏
CPP都市からのご発表
福岡市 総務企画局企画調整部企画課 課長 藤本 和史氏
神戸市 企画調整局 医療・新産業本部新産業部新産業課 課長 多名部 重則氏
北九州市 環境局アジア低炭素化センター事業化支援担当課長 村上 恵美子氏
横浜市 政策局政策部政策課長 安達 恒介
横浜市 資源循環局政策調整部3R推進課長 江口 洋人
- 10:00‐12:00
-
セッション3:SDGsビジネスセミナー 〜SDGs・環境経営の視点を企業活動の本流に取り込む〜 ⟨カンヌ⟩
SDGsや環境経営における先進的な取組を行っている企業・団体の取組をご紹介し、こうした取組を企業経営の本流に取り込んでいくことの重要性について、お集まりの企業等の皆様とともに考える機会にします。スピーカー
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
自然保護室気候変動・エネルギーグループ プロジェクトリーダー 池原 庸介氏
イケア・ジャパン株式会社 IKEA港北ストアマネジャー 野山 和美氏
城南信用金庫 常務理事 上原 秀生氏
横浜市 温暖化対策統括本部 副本部長 奥野 修平
- 13:15‐15:15
-
セッション4:都市課題解決のためのナレッジ・ハブの役割 ⟨カンヌ⟩
アジア都市におけるスマートシティ推進事例等を共有しながら、都市ソリューションによる課題解決を進めていく上でのナレッジ・ハブの在り方についてパネル形式で議論します。スピーカー
アマタコーポレーション PCL チーフ投資オフィサー レナ・ング氏
一般社団法人世界経済フォーラム 第四次産業革命日本センター
プロジェクト・スペシャリスト, IoT, ロボティクス・アンド・スマートシティ 平山 雄太氏
タイ・デジタル経済振興庁 南部地域担当副局長 プラチャ・アサワテーラ氏
世界銀行 東京開発ラーニングセンター シニアプログラムオフィサー ヴィクター・ムラス氏
アジア開発銀行 アーバン・デベロップメント・スペシャリスト ダニエラ・シュミット氏
横浜市 国際局国際協力部長 橋本 徹
ファシリテーター
Y-PORT センターアドバイザー アルフォンゾ・ベガラ氏
- 13:15‐15:15
-
セッション5:効率的で効果的なインフラ計画とサービス提供のためのスマート・テクノロジー ⟨アトランティック⟩
主催:アジア開発銀行(ADB)
都市化は都市の成長とイノベーションの機会をもたらしてきました。一方で多くの都市が、サービスの提供が困難となるような課題や、持続可能で住みやすい未来の実現を妨げるような課題に直面しています。このセッションでは、効率的かつ効果的なインフラ計画とサービスの提供を促進し、住民の生活の質と住みやすさを向上させるために、都市に関連する、実用的で革新的な技術ソリューションについて議論します。スピーカー
iTakuei Land Trust Board (TLTB) チェンジ・マネージメント・アンド・スペシャルプロジェクト戦略企画 マネージャー レイジェリ・テイラー氏
慶応義塾大学 環境情報学部 教授 ワングリン・ヤン氏
アジア開発銀行 プリンシパル・アーバン・デベロップメント・スペシャリスト サンジャイ・ジョシ氏
国土交通省 都市局 都市計画課 都市計画調査室長 筒井 祐治氏
鎌倉市参与、ランテック・コンサルティング 顧問 加治 慶光氏モデレーター
アジア開発銀行 アーバン・デベロップメント・スペシャリスト ジエ・バイ氏
- 13:15‐15:15
-
セッション6:横浜ユースイベント2019 ~スタートアップ・エコシステムの役割と可能性~
⟨エーゲ⟩主催:横浜市立大学
次世代育成を目的とした学生主役のセッションです。「新興国におけるスタートアップ・エコシステムの可能性」をテーマに、横浜市立大学学生による発表、ディスカッションの他、ゲストによる基調講演を行います。基調講演
アジア開発銀行研究所 能力開発・トレーニング・エコノミスト ピチヤ・シリワナヌー氏コメンテーター
アジア開発銀行研究所 研究員 シュリヤス P. バール氏
アジア開発銀行研究所 能力開発・トレーニング・エコノミスト ピチヤ・シリワナヌー氏
Slush Tokyo CEO 古川 遥夏氏
横浜市 経済局課長補佐(成長戦略推進部新産業創造課担当係長) 斎藤 信明ファシリテーター
シティネット横浜 ディレクター 平田ケンドラ氏
- 15:30‐17:00
-
クロージングパネル ⟨モナコ・ニース⟩
パネルディスカッション形式により、持続可能な都市づくり・スマートシティ開発に向けたマーケットプレイスや今後の展開について、議論し、参加者と共有します。スピーカー
Part1(各セッションからの報告)
Part2(パネルディスカッション)
内閣官房イノベーション総括官 赤石 浩一氏
Y-PORTセンター・アドバイザー メリー・ジェーン・オルテガ氏
タイ・デジタル経済振興庁 南部地域担当 副局長 プラチャ・アサワテーラ氏
Y-PORTセンター・アドバイザー アルフォンゾ・ベガラ氏
一般社団法人スマートシティインスティチュート エグゼクティブアドバイザー 信時 正人氏
世界銀行東京開発ラーニングセンター シニアプログラムオフィサー ヴィクター・ムラス氏
アジア開発銀行研究所 副所長 キム・チュルジ氏モデレーター(Part1、Part2)
Y-PORT センター・アドバイザー ビンドゥ・ロハ二氏
- 10:00‐17:00
-
アジア・スマートシティ会議(ASCC)ビジネス・マッチング・ステージ ⟨ベイビュー⟩
企業の持つ課題解決のためのソリューション(技術やノウハウ)に関する展示のほか、コミュニケーションスペースを提供し、持続可能な都市づくりに向け、新興国諸都市や国際機関と日本企業の交流の場を提供します。
アジア・スマートシティ・ウィーク (ASCW) について
「日ASEAN スマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合(ASCN)」、「第8回アジア・スマートシティ会議(ASCC)」及び「グローバル・スマートシティ・アライアンス設立会合(GSCA)」の3つのスマートシティに関する国際会議を、「アジア・スマートシティ・ウィーク(ASCW)」として一体的に開催し、スマートシティに係る取組を横浜から国内外に向けて発信します。
3つの会議が密接に連携することにより、都市、政府機関、国際機関、民間企業等の代表者やスマートシティに関するステークホルダーが一堂に会し、スマートシティ開発に向けた取組を一層推進するための議論の場を提供することを目的としています。
10月8日(火) | 10月9日(水) | 10月10日(木) | 10月11日(金) | |
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ASCW | ‐ オープニング ‐ レセプション | レセプション | ||
ASCC | ビジネス・マッチング・ステージ | ビジネス・マッチング・ステージ | ‐ ビジネス・マッチング・ステージ ‐ セッション ‐ クロージングセッション | 現地視察(共催) |
ASCN | ‐ オープニング ‐ 分科会 | ‐ シンポジウム ‐ ビジネスマッチング ‐ クロージングセッション | ||
GSCA | 設立会合 |
- 10月8日(火)
-
- ASCW
- ‐ オープニング
‐ レセプション
- ASCC
- ビジネス・マッチング・ステージ
- ASCN
- ‐ オープニング
‐ 分科会
- GSCA
- 10月9日(水)
-
- ASCW
- ASCC
- ビジネス・マッチング・ステージ
- ASCN
- ‐ シンポジウム
‐ ビジネスマッチング
‐ クロージングセッション
- GSCA
- 設立会合
- 10月10日(木)
-
- ASCW
- レセプション
- ASCC
- ‐ ビジネス・マッチング・ステージ
‐ セッション
‐ クロージングセッション
- ASCN
- GSCA
- 10月11日(金)
-
- ASCW
- ASCC
- 現地視察(共催)
- ASCN
- 現地視察(共催)
- GSCA
日ASEAN スマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合
(10月8日〜9日、11日)
ASEANと日本が協力してASCN各都市におけるスマートシティを推進するため、国土交通省が主催する日ASEAN スマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合においては、ASEAN側のニーズや日本側のノウハウ・技術を共有するとともに、官民のマッチングの場を提供します。
グローバル・スマートシティ・アライアンス設立会合
(10月9日)
内閣府と世界経済フォーラム第4次産業革命日本センターは、つくば市で開催されたG20貿易デジタル経済大臣会合で賛同を得た「グローバル・スマートシティ・アライアンス」の設立会合を開催します。グローバル・スマートシティ・アライアンスでは、各都市を繋ぎ、都市がデータやデジタル技術について責任をもって利用するための国際的なガイドラインの策定に取り組みます。
アクセス
ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル
〒220‐8522 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1