電気自動車を手がけるTeslaの日本法人テスラモーターズジャパンは10月15日、家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」を2020年春頃に日本国内で販売すると発表しました。既にWebサイトにて予約を受け付けており、価格は99万円(税別)です。
Powerwallは2015年から初代製品が販売されていましたが、今回日本で販売するのは、その2世代目となる製品です。
リチウムイオンバッテリーを内蔵し、家庭用としては大きめな13.5kWhという容量を備えます。出力は5kWで、具体的には4人世帯が約1日に消費する程度の電気を蓄電できます。電子レンジ、ドライヤーのような消費電力の高い家電製品、エアコンやIH調理器などの200Vの機器も、Powerwallからの電力でまかなえます。
太陽光発電システムとの連携も可能で、パワーコンディショナーや水冷式冷却システム、電力を状況に合わせて送電するインテリジェントソフトウェアを搭載します。停電した際には、蓄電池からの電力供給に自動で切り替え、バックアップ用電源として活用できます。
さらに、テスラアプリを使うことで、Powerwallや太陽光発電システムの稼働状況や、家庭内の電気の使用状況などを確認できるほか、運転モードの設定変更も可能です。
保証期間は10年で、設置費用は別途かかります。