運行再開へ対応急ぐ 福島県内150路線運休の福島交通バス

2019/10/16 09:39

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福島交通郡山支社で運行再開に向けて水没したバスの状態を調べる整備士=15日午前11時40分ごろ
福島交通郡山支社で運行再開に向けて水没したバスの状態を調べる整備士=15日午前11時40分ごろ

 福島交通によると、県内では十五日現在、道路や車両の被害などで約百五十路線の運休を余儀なくされている。

 郡山市向河原町の郡山支社では、管理するバス百六十六台のうち九十台が水没した。十五日時点で、JR郡山駅発着などの百三十七路線が終日運休が続いている。同日は社員約百人が敷地内の泥の撤去、水没した車両の不具合の状況確認、運行ダイヤ検討などを行い、運行再開に向けた対応を急いだ。

 同支社の藁谷公一運行管理課長は「九死に一生を得た」と振り返る。台風19号が福島県に最接近した十二日夜、敷地の様子を確認していたところ、一気に顎の辺りまで水かさが増した。金網につかまりながら何とか事務所までたどり着いたという。

 翌朝、二メートル以上まで水が増え、沈んだバスを事務所の二階から目の当たりにした。二〇一一(平成二十三)年九月の台風15号の際にもバスが水没する被害があったが、「あの時を上回る規模」と声を震わせた。