袋いっぱいにあぶりもちを買い求める参拝客=金沢市野町2丁目
無病息災や厄よけを願う「あぶりもち神事」が15日、金沢市野町2丁目の神明宮で始まり、列をなした参拝客が次々と餅を買い求めた。
神事は藩政期から300年以上続くとされる。おはらいに用いる御幣(ごへい)に見立てた形の餅で、災難よけとして玄関などに飾る「家守(いえまもり)」と、甘辛いみそだれで味付けした食用が並び、その場で餅を●張る家族連れらも見られた。
拝殿では、あぶりもちを作る様を神前で披露する奉納式が営まれた。神事は17日までとなる。
●は順の川が峡の旧字体のツクリ