“神様”が、思わぬ理由で訴えられた。カブスのテオ・エプスタイン編成本部長が、2015年2~3月の春季キャンプで賃貸したアリゾナ州の民家のオーナーから損害賠償を求める訴えを起こされた。訴状によると、同編成部長の飼い犬がそこらじゅうに尿を排せつし、家屋が損傷されたという。15日の米紙アリゾナ・ニュータイムズ(電子版)が報じた。
「ひどい悪臭がし、尿でカーペットもしみだらけになった。タイルや石のフローリングもしみだらけだ」とオーナー。他にも引き出しの取っ手やシャワーカーテンなどが損傷したままだったと主張した。
これに対し、同編成部長は球団を通じて「根拠のない訴えだ」と反論。さらに「それどころか、オーナーは子供部屋など住居内にいた10匹以上のサソリについて事前に注意喚起せず、指摘しても対処を拒否した」と非難した。
同紙は、同編成部長が2016年に「私は犬のおしっこさえやめさせられないんだ」と、こぼしていたと紹介した。レッドソックスのGM時代は04年に球団86年ぶりのワールドシリーズ(WS)優勝をもたらし、17年はカブスが108年ぶりのWS優勝を達成したため、本拠地のボストンとシカゴでは“野球の神様”とも呼ばれる。
神様(GOD)は、自らにちなんで大切な従者だった犬をドッグ(DOG)と名付けたという神話もあるが、やはり両者は緊密な関係なんですね…。