Pixel 4の注目機能の1つにジェスチャー機能「Motion Sense(モーションセンス)」があります。スマホに直接触れず、手をかざすことで操作できるというもので、音楽再生時の進む・戻る操作や、着信やアラームの停止などが可能です。
また、モーションセンスによって、スマホに手を近づけただけで画面を点灯させる機能も用意。顔認証と組み合わせて素早くロック解除できるとしています。
さらに、Pixel 4ではポケモンとコラボしたアプリを搭載し、「画面内のピカチュウをなでなでする」という機能も実現しています。
かざして操作といえば、LGがG8 ThinQなどで実用化しています。こうしたジェスチャー機能は一般的に、インカメラや赤外線センサーを活用して実現されていますが、モーションセンスでは新たな仕組みとして、スマホ向けに小型化したレーダーセンサーを用いているのが特徴です。
このスマホ向けレーダーセンサーはGoogleの研究開発プロジェクト「Soli」が5年越しで開発したもので、Pixel 4が初の搭載となります。
ただし、このモーションセンス機能は、日本では当初利用できないとのこと。その理由は不明ですが、高出力のレーダーを利用するため、法令に適合しない仕様となっているのが原因と思われます。
GoogleはPixel 4の発表記事の中で「Motion Sense is enabled everywhere Pixel 4 is sold, except in Japan where it's coming soon.(モーションセンスはPixel 4のすべての販売地域で有効になりますが、日本では近日対応となります)」とわざわざ言及しており、日本での発売後、追って利用可能になるものと見られます。