トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

奥川でも佐々木でもなく…中日1位は地元東邦・石川昂弥!? 競合避けて高校No.1スラッガーを一本釣りへ

2019年10月15日 20時45分

今年のセンバツ、習志野戦で2ランを放ちガッツポーズの石川

写真

 中日が今ドラフトの1位候補に東邦高・石川昂弥内野手(18)の一本釣りを視野に入れていることが15日、明らかになった。4日に開かれたスカウト会議では、星稜高・奥川恭伸投手(18)、大船渡高・佐々木朗希投手(17)ら4人の投手を1位候補に絞り込んだが、地元・愛知の高校No.1スラッガーの将来性を高く評価。競合覚悟で奥川を指名する可能性は残すものの、他球団の間隙(かんげき)を縫って和製4番候補獲得へ動く公算は大きい。

 運命の日まで2日。中日は昨年、競合覚悟で根尾の指名に踏み切ったが、今年は一転、一本釣りの戦略へかじを切る可能性が出てきた。その名前が高校球界No.1スラッガーの呼び声高い地元・東邦高の石川だ。

 中日は4日のスカウト会議後、米村チーフスカウトが「奥川、佐々木、森下、河野の4人が1位候補。意見が分かれている」と説明。投手の1位指名が基本線と見られていたが、右の大砲候補として石川の名前を捨てたわけでなかった。今春センバツ大会。エース、主砲、主将として東邦高を優勝へと導いた。高校通算55本塁打。その数字が示すように、長距離砲として中日も早くから注目してきた。8月末から韓国で開催されたU―18W杯では日本の4番を任され、木製バットで打率3割3分3厘、1本塁打、9打点の好成績。その評価を一気に高めた。

 その石川は各球団も注目し、今や外れ1位候補として浮上。米村チーフスカウトが「最大に評価している。勝てるピッチャー」と一貫して評価してきた奥川は巨人、阪神なども熱視線を送るなど競合は避けられない。最悪のシナリオは、奥川をクジ引きで外し、外れ1位で競合の可能性もある石川もクジ引きで外すケース。ならば、石川を一本釣りで…という青写真が出来上がるのも自然の流れだ。

 プロでは野手で勝負を挑む石川のポジションは、U-18W杯でも務めた三塁。中日の三塁といえば、今季は高橋がレギュラーに定着したが、競争が激化することは、おのずとチームの底上げにつながる。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ