中日がドラフト1位候補として一本釣りを狙う東邦高の石川昂弥(18)は15日、名古屋市内で開かれた中部の財界や企業トップらでつくる丸八会によるセンバツVの顕彰の授賞式に出席。12球団OKの姿勢ながら「ドラゴンズに入れれば一番」と愛知県半田市出身として、地元球団への思いを言葉にした。
右の和製大砲が信じるドラゴンズブルーとの縁。小学生年代対象の中日Jr.に選ばれてプレーしたのは、昨年のドラフト1位の根尾と同じだ。
「自分ではどうもできないけど、ドラゴンズに入れたら、多くの方々に見ていただけるし、いいかなと思っています」
体重は、夏の愛知予選時の84キロから92キロまで増量。「プロの球に木のバットで打ち負けない強い体が必要になる」。その時に備え、本格的なウエートトレーニングに着手した成果だ。もっとも現在は「野球よりも勉強です」と、ドラフト会議前日の16日までテスト期間に集中。高校生の本分を片付け、身も心もプロ野球選手モードで運命の日を迎える。