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2019年10月16日 紙面から
9月の月間MVPに選ばれ、ポーズを決める福田=中日ドラゴンズ屋内練習場で(橋場翔一撮影)
来季につながる月間MVPだ! 中日の福田永将内野手(31)が15日、自身初となる「大樹生命月間MVP」を受賞した。今季は終盤の8、9月に勝負強い打撃をみせた和製大砲。来季はシーズン開幕からのレギュラー取りを目指す。なおセ・リーグは福田の他に阪神の西勇輝投手(28)、パ・リーグは西武のザック・ニール投手(30)とオリックスの吉田正尚外野手(26)がそれぞれ受賞した。
本人も驚きの初受賞となった。プロ13年目。今季は2度の2軍落ちを経験しながら、自己最多タイの18本塁打を記録。定位置を奪われても腐らずに食らい付いた結果が、シーズン最後に実を結んだ。
「(月間MVPを)1回は取ってみたいなと思っていた賞なので、素直にうれしいです。8月はチャンスあるかなと思っていたんですけど、9月は考えてなかったです」
9月はリーグトップの29安打で打率3割3分。本塁打こそ3本にとどまったものの、打点はリーグトップにあと「1」と迫る21打点を記録。今季は2度の2軍落ちを経験しながらも打率3割1分8厘、8本塁打、22打点を記録した8月に続いて2カ月連続で好成績をたたき出した。
特に光ったのは勝負強い打撃だ。9月だけで殊勲打は6つ。「負けられない試合の緊張感の中、僕は冷静に、状況はあまり気にせずにやっていました」と無駄な力は入れなかった。シーズン終盤でチームがクライマックスシリーズ(CS)争いを繰り広げる立役者となっても「投手が頑張ってくれたのでそういう場面が多かったんだと思います」と選手会長としての気遣いもにじませた。
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