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【芸能・社会】

中村時蔵「市松小僧の女」 初役お千代扮装

2019年10月16日 紙面から

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 歌舞伎の女形・中村時蔵(64)が11月の歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」で、夜の部「市松小僧の女」のお千代を初役で務めることになり、このほど扮装(ふんそう)写真を撮影した=写真(松竹提供)。

 池波正太郎の作・演出で1977(昭和52)年2月に歌舞伎座で初演されて以来42年ぶり。当時七代目梅幸、二代目又五郎にあてて書かれた。江戸・日本橋の大店(おおだな)の娘に生まれながら、女だてらに剣術の修業をする男勝りのお千代と「市松小僧」の異名をとる年下の掏摸(スリ)・又吉との恋模様を描いた作品だ。

 「出刃打ちお玉」という池波作品に出演したことがある時蔵は、「池波先生にお会いしたことはありませんが、作品は実に“男っぽい”ですよね」。今回は、又吉に惚れた後との差をつけようとの思いで、初演とは違う扮装(ふんそう)を考えたという。又吉は、中村鴈治郎(60)が演じる。公演は11月1~25日。

 

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