野焼きの被害を受けたら、直ちにお住まいの自治体の役所か警察に通報しましょう。

庭木や雑草の焼却は、罰則規定の例外の「軽微な焚き火」 に該当しないので違法です。
農業の野焼きも、むやみに燃やして良いことはなく、ほとんどの自治体では野焼きしないよう呼びかけています。
また、環境省の通達では、罰則規定の例外であっても行政指導ができることになっています。

<チラシのポスティング>
通報に躊躇するかたはチラシのポスティングも検討してみましょう。

 チラシの例
 
チラシ1
 Wordダウンロード
 PDFダウンロード

チラシ2

<役所に電話する場合>

役所に電話すれば普通は代表受付につながるので、
「近所で野焼きされて困っているのですが」
と言えば、担当部署につないでくれます。
その後は、
「近所で野焼きされて洗濯ができない」
「窓が開けられない」
「気持ちが悪くなった」
「喉が痛くなった」
「灰が敷地に降って来た」
など、できるだけ具体的に被害を訴え、指導してもらえるようお願いします。
自分の住所や名前を聞かれますが、守秘義務があるので相手に知られることはありません。
田舎の集落にお住まいで、通報者が特定される危険がある場合は、「野焼きパトロール中に偶然発見したので指導した」体を装ってもらうようお願いしましょう。

<110番に電話する場合>
110番は緊急なので迷われる方も多いと思いますが、野焼きは緊急案件です。
地元の警察署でも良いのですが、110番の方が対応が的確で迅速に対応してくれます。
電話すると、「事件ですか、事故ですか?」と聞かれるので、
「近所で野焼きされてひどい悪臭で困っているのですが」
と訴えます。多少大袈裟に言っても構いません。
本当に臭くて困っているのだから嘘ではありません。
自分の住所や名前を聞かれますが、守秘義務があるので相手に知られることはありません。

<消防に電話する場合>
消防の対応は地域により様々です。
野焼きに厳しい地域では消火して厳重注意してくれますが、野焼きに寛容な地域ですと火災の危険がなければ何もしてくれない場合もあります。
火災の危険がある場合、夜間で火元に誰もいない場合は消防に通報するのが確実です。
ところで、消防法では火入れの際に届け出が必要な所もありますが、届け出は火災と間違われないようにするためのもので、野焼きの許可ではありません。
消防に届け出ても警察に捕まり罰金刑になった例もあります。
(参考: 消防の届け出は許可ではありません!
消防に届け出たからと言って堂々と野焼きする人に対しても、苦情を言って止めさせることができます。

<一度通報しても繰り返す人への対応>
昔からの野焼きの習慣は根強く、指導されても繰り返す人は多いです。
諦めずに何度でも通報して下さい。
2015年5月、東大和市の業者が木くずを少量づつ燃やし、17回目の指導で逮捕された例もあります。
民事裁判や公害調停も視野に入れて、写真や日記をとることも必要です。
ただし、写真は相手と余計なトラブルになりかねないので、出来る範囲で構いません。
公害調停手続きについて、千葉県のホームページはこちらです。

<市や警察が相手にしてくれない場合>
一番やっかいなのが、市や警察が相手にしてくれない場合です。
野焼きが常習化してあちこちで当たり前に行われている地方に多いです。
その場合、戦う相手が行政になります。
抗議文・要望書・陳情書・請願書などを行政に提出します。
詳しくは、「行政に声を上げる」をお読みください。
市議会議員、県議会議員などに相談するのも良いです。
議員の方はブログなどで市民の意見を募集している方もいます。
県庁に相談することもできます。
県のホームページで県民の意見を募集しています。
思い切って電話しても良いと思います。
ツイッターやブログで愚痴るだけでは何も変わりません。
必ずどこかに不満をぶつけましょう。


 2018.12.25追記
そもそも、野焼きは生活環境を守るために、公益上やむを得ない場合とキャンプファイヤー等の軽微な場合を除き、法律で禁止されています。
農業も落葉焚きも例外ではありません。

しかし、多くの市町村では法律が全く守られていません。
指導するはずの役所の人間が「全ての農業の野焼き・落葉焚きは認められている」という認識で、本当にやむを得ない野焼きかどうかも個別判断しようともせず、市民の苦情に対して改善する意思を示そうとしません。
その結果、多くの市民が煙害の健康被害に誰にも助けを求めることも出来ずに泣き寝入りしています。

解決策としては、環境省が国の責務として市町村及び都道府県に対し、原則禁止についての周知徹底及び技術的助言をする以外に方法はありません。
そこで野焼き被害者の会はChange.orgというサイトで環境省に対して署名活動始めました!

主な要望内容

  • 稲わらを含む作物残さや雑草の野焼きの原則禁止。
  • 落葉焚き(キャンプファイヤーを除く)の原則禁止。
  • 罰則の強化。
2018/12/25現在486人の署名が集まっています。
目標は1000人以上を設定しています。


方法は簡単です(パソコンの場合)。
こちらをクリックから署名サイトへ移動し、
氏名・住所・郵便番号・メールアドレスを入力します。
コメントの入力は任意です。
署名サイトは世界中で252,341,687 人が参加している信用できるものですが、
名前を書くのが怖い方はローマ字でも構いません。
住所も県や市までで、番地まで書かなくて大丈夫です。
最後に「賛同!」ボタンをクリックして完了。

こちらをクリック
署名サイト


最終的に、署名を提出する際に、「野焼き被害者の会」が署名名簿をダウンロード・印刷します。
印刷された用紙には、署名した方のメールアドレスは公開されません
個人情報は厳重に管理しています。

複数のメールアドレスをお持ちの方は、家族全員の名前で署名して下さい。
すでに署名して頂いた方は、SNS等で情報の拡散にご協力お願いします。
皆様のご協力お願いします!