VTuberに飽きた。
先に書き記しておくが別にVTuberが嫌いになったとかではない。
この記事がリスナー・視聴者、またはVTuberの配信者にも目に止まり考えるひとつのきっかけになってくれれば幸いだ。
私がVTuberを知ったきっかけはニコニコ動画に投稿されていた『切り抜き動画』だった。
(もしかしたら意外かもしれないが、キズナアイや輝夜月といったVTuberは実は後になって知った。)
その切り抜き動画は、にじさんじの本間ひまわりという子がゲーム・マインクラフトにログインをしたら見知らぬところにいたというもので私はその動画を見て笑ったことを覚えている。
そこから、にじさんじの本間ひまわりという子を中心に見るようになり、彼女と交流していたVTuberもチャンネル登録をして見るようになった。
私の一日は朝から仕事に行き、夜に帰宅したら登録しているVTuberの配信を見ることが日課となっていった。
一人暮らしをしていたから、音量を大きくして家事をしていても聞こえるようにしていたこともあり、それがとても楽しかった。
知っているVTuberをとにかくフォローし、知らないVTuberもフォローしてチャンネル登録をした。
気づけば、『にじさんじ』『ホロライブ』『どっとライブ』の全員をフォローとチャンネル登録をしていた。
YouTubeを開くと『ライブ配信中』がびっしりと羅列されていることもよくあったため、私はスーパーのお菓子売り場で買ってもらえるお菓子を厳選している子供のようにどの配信を見ようか迷うことがよくあった。
配信は可能な限り、最後まで見てTwitterで本人に『お疲れさま』と言ったし、感想を言うこともあった。
TwitterでVTuberのツイートをすると本人が、いいね・リツイートをしてくれることもあったし、知らない人が共感してくれることもあった。
それがとても楽しかった。
ある日、いつもと同じようにYouTubeを開くと配信をしている大多数が『マインクラフト』をプレイしていた。
『マインクラフト』はその人のプレイ次第で個性がよく表れているから私は好きだったのだが、突如違和感を持った。
またある日、YouTubeを開くと『PUBG』をプレイしている人が多かった。別の日には『APEX』だった。
マインクラフト、PUBG、APEX、SEKIRO、GTA・・・などいろいろだ。
その違和感の正体に気づいてしまったら今まで楽しかったものがあまり楽しいと思えなくなってしまった。
私はYouTubeを使った生計の立て方を知らない。だから、これは私の勝手な言い分だ。
VTuberという配信者は生活のために、再生数だったりを稼がないといけない。だから話題になっているゲームだったりを配信するのは当然だと思う。
ただ、私にはVTuberがそうしていることにひどく違和感を持ってしまったのだ。
リスナーの諸兄方は『嫌なら見るな』だったり『当たり前だろ』と言うかもしれない。おそらく正論だ。
ただYouTuberを見てほしいのだが、彼らの配信は実写だ。おもちゃのレビューや、新製品のレビューだったりを配信で紹介することもあるだろう。
VTuberにはそれがない。
仮におもちゃのレビューだったり、新製品のレビューだったりを配信で紹介していたとしてもそれはVTuberだから、実物は見られないのだ。
実物を見られたとしても可能な限り、VTuberは身体の一部でさえ映ることを躊躇するだろう。
それができないVTuberは何を行うか。『雑談枠』か『似たようなゲーム配信』だ。
『スーパーチャット』は私も送ったことがあるが、『スパチャ』は何度も見たことがあるような名前の人ばかり。
私は思ってしまったのだ。生活のためとはいえ、これは『コピー』じゃないか。
話題のタピオカのために並ぶ女性たちを悪いとは言わないが、それとどう違うのだろう。
新しいゲームが発売され、それが話題になれば、今度はそのゲームにシフトするだろう。
おそらく私がここに書いている拙い文章を見た人は、おそらく正論で何かしらを言うだろう。
私はそれを見るつもりはないが、最初に言った通り。考えるきっかけになってくれれば幸いだ。
VTuberが嫌いになったわけではないといったが、嫌なこともある。
Twitterでエゴサで『いいね』をしてもらうためだけにVTuberの名前を定期的に言う人がいる。
そして、それをご丁寧にいいねをする人もいる。
VTuberはいいねしていることに対し、ひとつひとつ読んでいると言っていたが、そんなわけがない。
私はある実験?のために『〇〇の配信は最近つまらない』とツイートをしたことがあるのだが、いいねをされた。
もちろんネガティブな内容だったのですぐに消したが、いいねされたものの一覧を見ると、ただ名前だけをツイートしているものもあった。
事務的にしているに過ぎないと私は思っている。
配信の終盤にはそれを送った人の名前を読むことがあるのだが、『~~さん、いつもありがとう』と言うことがある。
仕方のないこととはいえ、彼らは特別なのだろうか。スパチャを送る人と送らずに配信を見ている人は別なのか?
『スパチャを送っているのだから当然だ』という声もあるだろう。
当然なのか? 私はそうは思わない。
視聴者と支援者でわかれてしまっている。VTuberだからいいかもしれないが、これがアイドルだったらどうだろうか?
黙れV豚
V豚って時代が違えばヴィジュアル系ファンの蔑称みたいだよね