イベントレポート
CEATEC 2019
「ゼビウス」をAIロボットがプレー、モビルスーツの動く姿も見られるバンダイナムコブース
2019年10月14日 18:50
10月15日~18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「CEATEC 2019」。バンダイナムコグループのブースでは、いよいよ予約受付が開始したモビルスーツ型STEM教育キットの動く姿や、一世を風靡したシューティングゲーム「ゼビウス」をAIロボがプレーする姿を見ることができる。
ザク型のモビルスーツ型STEM教育キット、ついに発売へ。オプションのハンガーデッキも展示
2018年のCEATECではまだ発売未定とされていた「ZEONIC TECHNICS」製のモビルスーツ型STEM教育キット(税別8万9900円)は、ついに2019年10月11日から受注を開始し、2020年3月より販売される。ブースではその製品版が複数体、展示されているほか、実際に歩かせたりポーズを取らせたりするデモンストレーションを実施予定。さらに、オプション品として専用の「ハンガーデッキ&フィギュアセット」(税別1万4800円)も紹介している。
また、販売は未定ながらも、新たなタイプのモビルスーツ型STEM教育キットも参考展示されており、ガラス越しにチェック可能だ。参考展示とはいえ細部まで作り込まれており、再び1年後、第2弾、第3弾のSTEM教育キットとして販売が決まる可能性もゼロではないかもしれない。なお、販売されるとしても拡張オプションのような扱いではなく、別個の製品単体として展開することになるだろうとのこと。
「ゼビウス」を2週間以上学習したAIロボットがゲームをプレー、ときどき失敗する場面も
昭和世代ならいろいろな面で懐かしくなる展示が、「ゼビウス」をプレーするAIロボットだ。ゼビウスの実際のゲーム画面の前でコントローラーを構えるAIロボットが、ゲームを自動でプレーするというもの。本当のところはこのロボットが直接コントローラーを介して操作しているわけではないが、裏側では2週間以上学習させたAIが動作しており、うまく敵の弾をかいくぐって敵機を倒していく様を見ることができる。
完璧に学習させたAIでは、もはや人間以上に上手にプレーして失敗しなくなったとのことで、ブースで動作しているAIはそれよりやや「下手」な、ときどき失敗するAIを用いているのだそう。ダンボール製のロボットは、ゼビウスのキャラデザインを担当した社員が製作したもので、随所にあるアナログなモチーフがオジさん、オバさんの心をわしづかみにすること間違いなしだ。