Macの外付けGPU、Catalinaで動作の不具合が複数報告
アップルが動作を保証しているeGPUカードの一部も含まれます
米アップル関連情報サイトAppleInsiderの調べによると、この問題はMacとeGPUの特定の組み合わせのもとで発生するとのこと。特にMac miniとRadeon 570/580ベースのeGPUが最も広く問題が確認されていると述べられています。
多くのユーザーから報告されている典型的な症状は、eGPUをディスプレイに接続した状態からMacを起動できないというもの。この状態から起動すると、すぐに再起動したり、Macがフリーズするという声もあります。
さらにAppleInsiderの独自テストでは、2年前のアップル純正開発キットに含まれていたSonnet eGPU(Sapphire 570カードを使用)にも問題の発生が確認されています。
その一方で、十分な電力が確保されたエンクロージャー(外付けGPUボックス)に格納したVega 56、Vega 64、およびVega VIIカードは影響を受けていないとの報告もあり。さらに、それ以外でもディスプレイをeGPUではなくMacに直接接続すれば、動画処理などのワークフローが問題なく高速化されているとも伝えられています。
アップルは全てのeGPUカードとエンクロージャーが全てのMacで動作するわけではないと明確に述べています。ただし、同時に互換性あるシステムのリストも公開しており、そこには現在問題が報告されているデバイスの一部も含まれています。
AppleInsiderは、上記の互換性リストから「eGPUの必要電力が関係しているのではないか」と推測しています。アップルはこの件につきまだコメントしていませんが、続報を待ちたいところです。
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