めいろま

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家人「しかしアルフェーに関しては人に教えたくない。なぜなら教えたらジャパンにガイジンがたくさん来てしまう。そして彼らのショーに行ったら、自分はオンリーガイジンインジスビレッジにならなくなる。そう、経済学的にいえば希少価値が減るということだ…彼らは失われたアークなんだ」

家人「アルフェー、よく考えると今まで海外で知られていなかった。ラウドネスのニューカッスル公演まで見に行き様々なバンドのジャパン版のアルバムを買っていた自分すら知らなかったのだ。彼はジャパンのカントリーサイドのギフトショップの高価なピッコーやミソペイストである」

赤子「イェース、アイライクアルフェー。マリアーン、マリアーン、グッド。エスペシャリィアイライクドラマー。アイウエオントビードラマー」

家人「君が一日中聴いているヨーロッパだが、いつになってもスカンジナビアにならない。謎だ。しかも歌詞が宇宙船でビーナスで最後のカウントダウン、七つの扉のお宿、レバノンの少女、直感があるから俺の道を行く、なと実に分裂気味、借金が一円もなさそうな明るさでマーマイトが好きに違いない」

家人「アルフェー、毎日聴いているが、毎回新しい発見がある。今や彼らのコーラスなしでは1日が締まらない。これ程気に入ったバンドはヨーロッパ以来だ。ヨーロッパの歌詞の狂い具合に勝利している…」

家人「これは、ボーイとかいうバンドなのか。ところで途中のWはなんなのか？ジャパン独自の呪文が何かに違いないな。思いっきりスパンダバレイだが唱歌担当は本家より顔が小さい点は評価したい。しかしアルフェーに勝てるわけないだろう。アルフェーは素晴らしいバンドだ…」

家人「このCーCーBというバンド、MTVで最初に放送されたビデオへのオマージュではないか。現代ポップカルチャーへの深い洞察と尊敬を感じる。この電子ドラムの彼が息切れしているのは情報洪水に埋もれた現代人に対する皮肉に違いない…演奏も歌もひどいのもMTVへのオマージュだ。これは現代アートだ」