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【Bリーグ愛知】

Bリーグの頂へ…名古屋ダイヤモンドドルフィンズの司令塔・笹山 開幕3連勝も「満足してられない」

2019年10月14日 13時33分

チームの司令塔を務める笹山(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ提供)

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 13日の「愛知ダービー」初戦で三遠を下し、開幕3連勝と好調なスタートを切った名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。2年連続でチャンピオンシップ準々決勝で敗れているものの、目立った選手補強は行わず、現メンバーで成熟度を高め、Bリーグの頂点を目指して戦っている、チームの司令塔を務めるポイントガードの笹山貴哉(26)に、現在のチームの課題などを聞いた。(13日の三遠戦後)

-開幕3連勝を飾ったが

笹山「うーん、どのチームもまだチームをつくっている段階ですけど、僕たちはメンバーが変わっていない。完成度はもっと成熟させないといけないと思っていますが、その部分が今は結果として出ているのかなと思います。強豪チームというか、もっと強いチームはたくさんいるので、まだまだこの結果には満足はしていられないなと思います」

-選手を大幅に入れ替えたチームが多い中で、名古屋Dは昨年からのメンバーで戦っているが

「それは強みになると思います。去年以上にコミュニケーションの部分はすごく取れていると思う。去年に出た課題、できなかった部分が明確になっていると思うので、そこに関してはヘッドコーチを含め、チーム全体で追求しているので、そこはもっとやっていきたいと思います」

-一番の課題は

「悪い流れになったときに、やっぱり全員がちょっと下を向いてしまう部分がある。ちょっとしたことですけど、流れが悪いときにチーム全体で上を向いて、外国人を含め、みんなで『ここを踏ん張ろう』という部分が少しずつ欠けていたかなと。今年はキャプテンの張本選手、副キャプテンの小林選手とか、そういう部分に関してすごく声を出してやってくれるので、それにみんなが乗っていきたいなと思います」

-まさに、きょうのような試合展開かと

「そうです。きょうはすごくみんなで『下を向かないように』『下を向かないよ』っていう声とか、タイムアウトのときにすごく言ってくれて、そういう部分はすごく変わりつつあるかなと思います」

-あらためて試合を振り返ると

「前半はすごくアップテンポなバスケで、自分たちのディフェンスからブレイクに持っていく形っていうのが、チーム全体としてすごく共有できていたと思います。ですけど、後半の最初の出だしで、相手に少し流れがいって、ちょっと引いてしまったというか、自分たちの得点も止まってしまった。そこで、オフェンスがダメなときに、ディフェンスもダメになってしまったというのが一番の課題だと思っています。オフェンスがダメでも、ディフェンスは常に同じインテンシティーでやらないといけない。その部分で、今日は少し強度が落ちてしまった。こういう時間帯っていうのは必ずレギュラーシーズンでもあると思うので、そこは最初から、もうちょっとやっていきたいと思います」

-試合の流れを変えるのはやはり難しいか

「そうですね。流れのスポーツなので。切らないといけない流れというのもあるんですけど、なかなか切れない場面もある。その中で、自分たちがやろうとしているディフェンスをやってやられる分には仕方ないんですけど、きょうは僕たちが求めている、目指しているディフェンスが全然できていなくて、相手の好きなようにオフェンスをさせてしまった」

-自分たちが目指しているディフェンスとは

「もっと前からプレッシャーを掛けて、ハードにコンタクトを入れて、簡単にボールを持たせなかったり、相手に簡単にペイント(エリア)の中に入れないというディフェンスをやっている。きょうに関しては、外国人選手の保持時間がすごく長いので、なかなか厳しい部分もあるんですけど、そこはもっと日本人選手からできたらいいかなと思います」

-あらためて今シーズンの目標は

「個人的な目標としては、けがをしないこと。しっかり全試合に出場してチームに貢献したい。試合の流れによって、ポイントガードの役割はすごく変わってきますけど、僕たちのチームには得点を取れる選手がたくさんいるので、それを生かしたり、そこを止められたら、自分は回しながらだったりとか。しっかり状況を見ながら、そういうことをしていけたらと思います。チームとしては、日本一、地区優勝を目指していく中で、まずはチャンピオンシップのホームコート(開催権)を守れるように、しっかり狙っていきたいと思います」

 

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