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【芸能・社会】

高橋克典、袴姿に木刀で悪を成敗 令和にあえて「昭和のドラマ」

2019年10月15日 紙面から

主人公の庶務行員・多加賀主水を演じる高橋克典(中央右)と、脇を固める豪華キャスト

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 俳優の高橋克典(54)主演のテレビ朝日系ドラマスペシャル「庶務行員 多加賀主水」が11月17日午後9時から放送されることが決まった。高橋演じる主人公が悪を成敗する痛快銀行ミステリーの第3弾。袴(はかま)姿で木刀片手に再び殺陣シーンに挑む高橋。令和になっても「あえて昭和のにおいのする2時間ドラマをお楽しみいただきたい」とPRしている。

 「第七明和銀行 高田通り支店」の庶務行員・多加賀主水(高橋)が巨悪に挑む姿を描く。2017年10月、19年2月に単発ドラマとして放送されると、曲がったことは許さない、忖度(そんたく)とは無縁の主人公の活躍が人気を呼んだ。

 見どころは袴姿の主水が木刀で悪党を倒していく華麗な殺陣。「“昭和っぽさ”を出すため」という高橋の発案で、第2弾から取り入れられた。高橋は「前作のとき、アクションが唐突に思われるのではないかと心配していたのですが、視聴者からは一切そういう意見がなかった。みなさん、昭和時代に独創性のある作品をかなりごらんになってきたんじゃないかな」と笑う。さらに「これも日本らしさのひとつ。踏襲しようと思って、第3弾も頑張りました」と胸を張る。

 主水の良き相棒である女性行員・生野香織を演じるのは夏菜(30)。ドラマデビュー作「ガチバカ!」(2006年、TBS系)で高橋と共演。それ以来「克典さんは師匠であり、お兄さんであり、すごく安心できる存在」と全幅の信頼を寄せる。また「昔ながらの懐かしい感じがするドラマ。主水が悪を成敗してくれる古き良き“ヒーロー感”がこの作品の良さかなと思います」とPRした。

 高橋、夏菜らレギュラー陣のみならず、今作では豪華ゲストが彩りを加える。高島礼子(55)はやり手支店長・山内貴恵役で登場。高島も高橋の立ち回りに「殺陣はとても見事でした。妥協せずカッコ良かったです。私もアクションはやってきましたが、今の殺陣はレベルが高いなと思いました」と舌を巻いた。

 貴恵を敵視する本店の営業統括部長・浅葉亮平を尾美としのり(53)が演じる。高橋について「頼れる兄貴みたいな存在です。見てくれる方を考え、エンターテインメントとして良いドラマにしようとアイデアを出し、演じ、またはスタッフやキャストに気を使って頭が下がります」と気配りに感心している。

◆あらすじ

 高田通り支店で勤務する主水と香織はある日、神社で何者かに後頭部を強打され倒れている本店の総務部長を発見。部長は銀行の不祥事が記されている“頭取の手帳”を捜していたという。手帳を盗んだ犯人は、そこに名前が載っていた行員を脅し回っているのでは…。主水は部長に代わって手帳の謎を調べ始める。

再び殺陣シーンを披露する高橋

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