名古屋グランパスは14日、公開予定だった15日の午後練習を非公開に変更した。次戦は19日・仙台戦で、試合4日前での非公開は今季初。マッシモ・フィッカデンティ監督(51)による『フィッカ・カーテン』を敷き集中的に戦術をたたき込み、J1残留争いの大一番を制する。この日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。
超厳戒態勢で、仙台を討つ。風間前体制では試合2日前から非公開。敵の特徴を分析した上での戦いを得意とする新指揮官の就任を受け、試合3日前まで延長することが決まっていたが、さらに1日延長。大森スポーツダイレクターは「戦術練習をたくさんやる。見たら、分かってしまうことも多い。申し訳ないけど」と理由を説明した。
グランパスの勝ち点33(13位)に対し、仙台は同32(14位)と肉薄。次戦の結果がJ1残留争いの行方を左右する。「日々の練習の中で、細かい指示がある。いかにスムーズにそれができるか。大事な試合へのいい準備をしたい」とジョーは理解したうえで必勝を誓う。(牧原広幸)