愛知大学野球秋季リーグ戦(中日スポーツ後援)は14日、豊田市運動公園球場で第7週の2試合を行い、中京大の3季ぶり40度目の優勝が決まった。既に全日程を終えた中京大は勝ち点4。唯一並ぶ可能性があった勝ち点3の愛工大が同日、中部大に敗れ、勝ち点を落としたため。中京大は明治神宮大会(11月15日開幕、神宮)出場を懸けた東海地区・北陸・愛知3大学連盟王座決定戦(26日開幕、小松末広)に出場する。
優勝の味を中京大ナインは静かにかみしめた。試合がなく、愛知県豊田市のグラウンドで練習していたときに愛工大が敗れてVが決定。主将の和田佳大内野手(4年・鹿児島情報)らナインの顔には笑みが広がった。
「リーグ戦の結果として優勝できたのはよかった。この秋は試合だけに集中することができた」と和田。半田卓也監督(36)は「負けても気持ちを切り替えて、やり直せた結果だと思う」と選手を褒めた。
神宮大会へ進むには3大学連盟王座決定戦での2連勝が必要だ。「簡単には勝てないと思うが、その中で勝たないといけない」と半田監督。付属校で高校野球秋季東海大会に出場する中京大中京とのアベック出場を目指す。(川越亮太)