カルト宗教やカルト思想というものは
指導者の考え方が絶対になります。

例えば
俺は神様だ。
俺は神の使いだ。
俺は神の子供だ。

と言って、
俺の言っている事は神の言葉であり意思なのだ。
だから俺の言っている事を信じなさい。

とここまで言うだけであれば
カルトではありません。

しかし…信じて付いていった信者や
指導者の言っている事に対して疑問を持った人間が現れた時、その意見を完全に否定して拒否し、 場合によっては力ずくで排除する…
これがカルト思想でありカルト宗教になります。

仏教は仏陀が思想を作り、
キリスト教はイエスキリストが中心的な思想を考えました。

そしてその思想に共感した人間が信者となり、
その考え方を伝える為に布教活動をした訳です。

人間はそれぞれに意思があり考え方が異なります。だから信者の中にも宗教思想を違った捉え方をする人間が必ず現れる訳です。

その信者が自分流に解釈した思想を広げたいと思い布教活動をしてそれに共感した人間が信者になる。
そしてまた違った解釈に捉える信者が現れて自分の思想を広げたいと思い布教活動をする…
そういう形でキリスト教と仏教は色んな宗派が誕生していきました。
ある種の民主主義な考え方なんです。
でもカルトは独裁的です。
いわゆる井の中の蛙状態で外に目を向けない訳なんです。