2019-04-02 (Tue)
☆神武天皇陵に到着された両陛下:時事ドットコム
本日のキーワード : 神武天皇、名字(苗字)
名字(みょうじ、苗字)は、家(家系、家族)の名のこと。法律上は氏と呼ばれ(民法750条、790条など)、一般には姓ともいう。
本日の書物 : 『物語日本史(上)』 平泉澄 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 さてそこで、【「日本」という国家を建設】し、【日本民族の中心】となって、その団結を固め、その理想をかかげ、その方向性を決定した【英雄】は、いったい誰であったか、という問題になります。
それは【神武天皇(じんむてんのう)】であります。
『神武天皇東征之図』安達吟光
☆両陛下、京都入り=神武天皇陵に退位報告:時事ドットコムsoc
神武天皇といいますと、皆さんは、非常に縁遠いお方のように感じるかもしれません。ところが事実は、全く反対なのです。
皆さん、皆さんの姓名を考えてください。姓と名とを分けて、姓だけを、【苗字】といいます。皆さんの苗字は、何といいますか。
【山田】ですか。【木田】ですか。【小島】ですか。【村上】、【夏目】、【手塚】、【飯沼】、【依田】、【多田】、【小国】、【山県】、【清水】、【田尻】、【浅野】、【土岐】、【船木】、【石川】、この中のどれかではありませんか。【佐竹】、【武田】、【小笠原】、【秋山】、【南部】、【里見】、【新田】、【大館】、【今川】、【細川】、この中にありませんか。【これらは源氏】ですよ。
しかも【清和(せいわ)源氏】といって、【清和天皇から出ている】のです。
清和天皇
そしてその【清和天皇は、神武天皇の御血統を受けつがれたお方】であり、神武天皇を第一代として、【第五十六代の天皇】でおありになるのですから、上にあげた苗字の人々は、【近くは清和天皇、遠くは神武天皇を御先祖としている】のです。
「僕の家の苗字は、違うんだ」というのですか。それでは、何といいますか。【村岡】ですか。【三浦】ですか。【相馬】、【梶原】、【北条】、【名越】、【金沢】、【伊勢】、【杉原】、【和田】、【千葉】、この中のどれかですか。【これらは桓武平氏】といって、【元は桓武天皇から出ている】のです。
桓武天皇像(延暦寺蔵)
そしてその【桓武天皇は、神武天皇の直系、第五十代に当られる】のです。
またこれらとは別に、【近藤】とか、【進藤】とか、【武藤】とか、【尾藤】とか、呼ばれる家があります。【佐藤】や、【加藤】、【後藤】、【斎藤】になると、いっそう多いでしょう。それらの家は、【林】や、【富樫】、【竹田】、【河合】、【稲津】、【結城】、【松田】、【佐野】、【波多野】などと同じく、先祖をさかのぼる時は、左大臣【藤原魚名(うおな)から出ています】。魚名は今より千二百年ばかり前の人ですが、【魚名の祖父は不比等(ふひと)、不比等の父は大織冠(たきしょくかん)藤原鎌足(ふじわらのかまたり)】、
藤原不比等
藤原鎌足
その【鎌足は天智天皇の重臣】であったことはいうまでもなく、もっとさかのぽれば、【太古から皇室の重臣】であって、【神武天皇にお仕えした天種子命(あまのたねこのみこと)から出ている】のです。
天智天皇 『古今偉傑全身肖像』
してみれば、斎藤も加藤も、佐藤も後藤も、そのほか、上にあげた家々は、【神武天皇の重臣として、建国の大業をお助けした英傑の子孫である】ことは、明らかでしょう。』
東京書籍の教科書に「神武天皇」は書かれていません
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、優れた歴史学者でありながら、占領期に、GHQから公職追放された著者によって描かれた、私たち日本の素晴らしい「国史」について書かれた良書で、東京書籍に代表される中学校歴史教科書と比べてみると、私たち日本人が何を教えられていないのかが、ありありと分かる良書になります。
さて、本文をご覧頂くと、小学生にだって理解できると思われるのですが、私たち日本人にとって、日本という国が形作られていく、その初期において、もっとも重要である「神武天皇(じんむてんのう)」、すなわち「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのすめらみこと)」について、実は、東京書籍の中学校の歴史教科書には「書かれていない」んです(笑)
『神武天皇東征之図』安達吟光
☆両陛下、京都入り=神武天皇陵に退位報告:時事ドットコムsoc
一体、何のための教科書を、東京書籍は作っているのでしょうか?
私たちの日本という国に「恨み」や「妬み」でもあるのでしょうか?
やっぱり、戸波江二(となみこうじ)が黒幕なのでしょうかwww
単なる法律学者で、歴史の専門家ではありませんし、しかも「極左」ですし。。。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆≪予告≫『日本国紀』VS東京書籍の「歴史教科書」ならば、どちらが勝つでしょうか? ~ 今ある「歴史教科書」って、どんな人間がつくっているの?
教育現場の最前線で、実際に教鞭をとっている教職員が、それを指摘できないというのであれば、「教職員失格」で、子供を預かって「教育しているつもり」が、単なる自己保身、かつ自己正当化に過ぎないわけで、「マスターベーション教職員」と侮辱されるべき存在になります。早々と、辞表届を提出して頂きたいですね!一言の言い訳もなく(笑)
所詮は、「デモシカ」なんですから💗
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆「デモシカ」って、なぁ~んだ?
ところで、私たち日本人にとって大切な「歴史教育」さえ、キチンと出来ない三流官庁である「文部科学省」が、経済産業省とともに、『数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~』などという報告書を取り纏めたことをご存じでございますでしょうか?
☆理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会の報告書『数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~』を取りまとめました
☆数理資本主義の時代~ 数学パワーが世界を変える ~(概要)
これなんかは、民間企業でもよく見られる「仕事をしているフリ」の典型的な事例ですが、所詮は官僚が考えることですから、「100%失敗する」ことが明らかです。
そもそも、民間企業における本物の競争社会で勝ち残っていく自信がないからこそ、事務方の公務員なんかになっている連中に、何ができるのでしょうか(笑)
本日の課題 : 「geometry(幾何学)」が発展した流れをイメージせよ
とは言うものの、私たち日本人にとって「数学」はこれまでも、そしてこれからも、とても大事なので、少し間が空いてしまっていますが、「微分積分学」を自ら発明する、という無謀なチャレンジの続き(→☆「讖緯(しんい)の学」と皇紀 ~ 推古天皇の諡(おくりな)は、なぜ、「推古」なのでしょうか?)に入りたいと思います。
「微分積分学」のエッセンスは、何度も繰り返しますが、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。
ここで、もう一度振り返ってみますと、そもそものスタートは、「数学」というものが何であるのかを、まったく知らないという前提で、それでいて私たちが普段、日常的な感覚で、自然に理解できるところから、お話が始まっている(→実は「アカの他人」でしかない「ユダヤ第十三支族」 ~ 「יהוה(ヤハウェ)」とは無関係な人々)のですが、
よく考えれば分かることで、至極当たり前なのですが、そもそも私たち人類の祖先の人々が、「数学」の歴史の中で、知恵を絞り、人種や民族あるいは国籍といったものとは無関係に、さらには言葉の壁をも乗り越えて、普段、日常的な感覚で、自然に理解できるところから始め、数々の成果を積み上げて現在に至っているわけです。そのようにして成り立った「数学」は、いわば人類共通の「たからもの」と言えると思います。
例えば、下図において、△adeと△abcの斜辺の傾き(S)は同じですので、
その関係を式で表現致しますと、
となります。そこで、既に判明している数字を放り込みますと、
となり、「?」としていた部分が判明しました。
これは離れたところにあるものの高さを測る場合に応用できますし、平面上で用いれば面積を測る場合にも応用できます。このような学問は、「geo(土地)」+「- metry(測定術)」、すなわち、「geometry(幾何学)」と呼ばれる数学の一分野で、中学生の時に学ぶ学問の一つになっています。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆永野裕之 中学生からの数学「超」入門 : 起源をたどれば思考がわかる
その「幾何学」は、古くはエジプトで、「測量の必要性」から生まれ、古代ギリシャにおいて独自の発展を遂げ、紀元前300年頃に、『原論』としてまとめられ、それが欧米では2000年以上、「数学の教科書」であり続け、かつ現代でも世界のエリートは必ず目を通している必須の書物になります。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆欧米エリートは読んでいる!! 世界標準のビジネスパーソンに必須の書物 = 『原論』
私たちの日本においては、聖徳太子の時代から少し後の頃の、「男系の女性天皇」(女系ではない)である第43代・元明(げんめい)天皇の御代(在位:707年~715年)に、「平城京」への遷都や、「和同開珎」の鋳造などの偉大な事業が行われましたが、忘れてはならないのが『古事記』を完成させたこととともに『風土記』の編纂を命じられましたことです。
元明天皇
その『風土記』のほとんどは失われてしまっていますが、奇跡的に現存する「出雲風土記」には、山の高さが測られたことを示す記述があります。また、この頃には、大宝律令の制定(701年)を経て、班田収授法(はんでんしゅうじゅほう)が本格的に成立したと考えられていて、「租(そ)」の徴収のための測量の重要性が十分に認識されていたと考えられます。
さて、ここまでのお話は、私たちが普段、日常的な感覚で、自然に理解できる範疇だと思われるのですが、平らではなかったり、真っ直ぐではなかったりすると、途端に問題が難しいと感じられるようになるのではないでしょうか?
ましてや、大海原に出て、洋上で目印となるのが、太陽や月や星ぐらいで、地球が丸い「球体」であったならば、どうやって自分自身の位置や目標地点の位置を推測すれば良いのでしょうか?
こうして、「必要に迫られて」、数学は更なる発展をしていくことになるのですが、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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