ワールドラグビーとラグビーワールドカップ（W杯）組織委員会は、12日に予定されていたB組最終戦のニュージーランド―イタリア（豊田スタジアム）の中止に続き、13日に予定されていたB組最終戦のカナダ―ナミビア（釜石）の中止を決定しました。
- カナダ代表のワールドカップラグビー予選リーグB試合結果
- ワールドカップラグビー2019釜石でのカナダ代表のボランティア
- ボランティアだけではなかった釜石でのカナダ代表の心温まる行動
- キャンプから話題になっていた浴衣姿のカナダ代表たち
- ワールドカップラグビー2019のカナダ代表選手たち
カナダ代表のワールドカップラグビー予選リーグB試合結果
カナダの試合結果は下記の通り、強豪相手に３連敗で、予選リーグ敗退で迎えた最終日でした。
9月26日(木) イタリア 48 - 7 カナダ
10月2日(水) ニュージーランド 63 - 0 カナダ
10月8日(火) 南アフリカ 66 - 7 カナダ
10月13日(日) 試合中止 ナミビア 0 - 0 カナダ
大会の規定通り、引き分けの判定となり、カナダの最下位が決まりました。
ワールドカップラグビー2019釜石でのカナダ代表のボランティア
このまま終わると思われたカナダのワールドカップラグビー予選リーグでしたが、台風19号で落胆する日本列島に驚くべきニュースが流れました。
予選リーグの試合中止が決まったばかりの13日午後２時ごろ、カナダ選手ら17名が、大雨で約１メートルの高さまで住宅が浸水したという釜石市千鳥町の被災者の前にボランティアで現れたというのです。
約２時間ほど道路にあふれた泥をかき集めて袋に詰めたり、浸水でぬれた畳やじゅうたんを運び出すの手伝ってくれたというのです。
ボランティアだけではなかった釜石でのカナダ代表の心温まる行動
ナミビア戦を控えた前日12日、カナダ代表は岩手県釜石市にある追悼施設「釜石祈りのパーク」を訪れ、献花を行ってくれていました。
ラグビー・ワールドカップ（W杯）のカナダ代表が12日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市の追悼施設「釜石祈りのパーク」を訪れ、献花を行った。 同施設には犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑や、海抜11メートルの津波の高さを示すモニュメントがある。台風19号の影響による雨が降る中、フォワードのバイデンス選手らが花束を手向け、慰霊碑に向かって全員で一礼した。（引用元：河北新報）
日本のラグビーの歴史を開拓した街といっても過言ではない釜石市。カナダ代表の献花が復興に取り組んでこられた釜石の方々にとってどれほど心強かったことでしょう。
キャンプから話題になっていた浴衣姿のカナダ代表たち
ワールドカップラグビーが始まる前のキャンプ地でも、日本人を楽しませてくれました。それは浴衣姿ではしゃぐカナダ代表の姿でした。
9月12日から22日まで長門市でキャンプを行ったカナダ代表の選手たち。滞在中の旅館「長門湯本温泉大谷山荘」で来た浴衣を大変気に入って浴衣が流行ったようです。
ワールドカップラグビー2019のカナダ代表選手たち
献花に訪れた選手たちやボランティアで駆けつけてくれたカナダ代表選手たちのことばの一部をご紹介します。最新情報入り次第、随時追記させていただきます。
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タイラー・アードロン主将 Tyler Ardron
地元の方が復興に向けて頑張っている。このスタジアムで試合をすることはとても特別なことになる（引用元：河北新報）
アンドリュー・コー選手 Andrew Coe
釜石の思いやりに触れ、すばらしい時間を過ごすことができました。日本で貴重な経験をすることができたことを感謝したい（引用元：NHK）
コナー・トレーノー選手 Conor Trainor
試合ができなかったことは残念だけど、釜石の人を助けることができてよかった。今回の経験で災害の時に家族や友人を守る大切さを思い出すことができた（引用元：朝日新聞）
ルーカス・ランボール選手 Lucas Rumball
試合が中止になってプレーで動かなかった分、ここでしっかり働くよ（引用元：朝日新聞）
ジョシュ・ラーセン選手 Josh Larsen
試合ができずに失望したが、後かたづけの手伝いができ、（住民らに）勇気づけられた（引用元：読売新聞）
（浴衣を）いつも着ていたい。シャワーを浴びて浴衣を着るとすっきりして気分が変わる。着心地がいいんだ（引用元：ワールドカップラグビー公式HP）
コール・キース選手 Cole Keith
日本文化は独特だし、カナダとは全く違う。みんな、できるだけ色々な所に行って体験したいと言っている。最高だ。（引用元：ワールドカップラグビー公式HP）