元カメラ販売員の馬ちゃんです。
カメラ専門店で働いていた時に、レンズの貸し出しがあって、多くのレンズで写真を撮ってきました。
個人的にニコンの単焦点レンズで、これはよかった!と思うものを今回は紹介していきます。
私は現在ニコンのカメラ、レンズを所持していませんが、また買うなら絶対これにします。
ぜひこのレビューを参考にして、新たな単焦点レンズを購入してください。
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
レンズを借りて使用した際に、その描写の良さに一目惚れし、すぐさま購入したレンズです!
特徴としては開放でのボケ味がとにかく綺麗。
『とろけるようなボケ』ではなく『滲むようなボケ』と私は表現しています。
多少のデメリットもあって、ボケが綺麗な分開放のピント面もゆるめです。
それ故にキリッとした描写が似合う被写体に開放で使うのは若干合わないと思いますが、少し絞ってあげたら解像感に締まりが出て、更に立体感も増します。
1977年にAI Noct Nikkor 58mm F1.2というレンズが発売され、それ以前のレンズでは開放での撮影時のボケ形状が鳥が羽を広げたように写ってしまうというサジタルコマフレアという現象があり、それを抑えることを目標に作られました。
かなりの名作レンズで、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gが発表された当時はNoct Nikkorの再来という風にネットが盛り上がっていました。
多少お値段は張りますが、それに見合う性能を備えていることは明確です。
重さ、大きさともにフルサイズボディでバランス良く持てるため、非常にオススメです。
現在ニコンのカメラは売ってしまって持っていませんが、できれば売りたくなかったレンズです笑
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
スナップ用レンズで一番バランスが良いと思っているのがこちらです。
AF-S 35mm f/1.4Gはもちろん良いレンズなのですが、やはり金銭面で中々圧迫するのと、大きくて300gほど重いというのもあります。
またf/1.4はピント面の浅さから、初心者の人には扱いづらいと思うんです。
f/1.8あればそこまで大きくピントを外すことはないでしょう。
個人的にはAF-S 58mm f/1.4Gがあれば、f1.4シリーズは十分だったので、35mmはf/1.8をチョイスしました。
何と言っても小さくて軽いため持ち出しやすいのと、画角のバランスの良さが魅力的です。
私は東京出身ですが、焦点距離50mmで撮影するとどうしても中途半端に画角が狭いなと思うことが多かったんです。
逆に28mmだと微妙に広い。やはり35mm、丁度いい。
開放からピシッとしているピント面です。
ボケとうまく合わせてあげれば、しっかりと立体感も演出できます。
私の写りに対する感覚と用途では、特に弱点は見つからない良レンズですね。
1本持ってて損はないと思いますよ。
AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
個人的に一番すんなり構図が浮かぶレンズがこちらです。
一眼レフを使いたての頃は望遠レンズばかり使っていたので、望遠側の焦点距離のほうが馴染むんですよね…
恐らく初心者の方が最初に持つのも、望遠側の単焦点のほうが良いかもしれません。
理由としては画角が狭くなるため、主題と副題をハッキリさせやすい。
広角で撮影すると画角が広くなりすぎて、バランスよく撮らないと何が言いたい写真なのかよくわからなくなります。
f1.4ではないのは、35mmの理由と同じで、金額と大きさと重さ。
ただやはりこちらも描写力は折り紙付きです。
おまけ:AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
申し訳ないのですが、自分では使ったことがありません笑
ただ当時の同僚が発表早々に購入していまして。
撮影画像を見た瞬間「ズルい」と思いました。
それまでのニコンのレンズでは無かったような彩度の高い色合いに、圧倒的な立体感。
絞り開放からピシッとした解像力に美しいボケ。
良い写真撮れないわけがないので、「ズルい」です笑
羨ましい…
終わりに
ラインナップは超私的な感じになりましたが、こちらで紹介したレンズは色々使った中でもかなりオススメできるものばかりです。
中心にf/1.4の58mmを据え、前後にf/1.8の35mmと85mmを置く。
バランスの取れた配置になったのではないでしょうか。
単焦点レンズを購入したことがない方は、是非参考にしてみてください!







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