ピンクリボン月間3 乳癌の多様性、治療や薬剤の進歩 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

ピンクリボン月間にちなんで、


を書きました。


その中でも書きましたが、


運悪く進行の速い乳癌であれば、


毎年検診をしていても、

既に相当進行してしまっている状態で

癌が見つかる場合もあるでしょうし、


諸事情あって、進行させてしまった方々も

いらっしゃるでしょう、



また、早期発見、早期治療をしても、

運悪く、何年か後に再発転移が発見

されることもあるでしょう。



私の場合、ここ半年ほど書いてきた


(ブログと5ch掲示板での嫌がらせにより

 書かざるを得なくなった、

 残念なことに、乳癌患者、罹患者を名乗る

 方々からの嫌がらせ、ブログ妨害が

 続いています、延々と。本当に延々と。


 最初のサブタイプ問題、ステージ3で

 癌との共存を語ったこと、さらに、

 代替療法、食事や免疫療法の問題でかな、

 叩かれてから数えれば、もう2年ですね…)


冤罪による『児相問題』被害もあって

放置せざるを得なかったわけですが、



私は、かれこれ5年前に初期治療をし


術前化学療法でpCRしなかったり

転移リンパ節行方不明事件もあったり、


割り切れない思いはあり

 (『児相問題』被害の酷さに比べれば

    私にとっては、大した話ではなかった

    けれど…。

  『児相問題』被害こそ、それも凌いだ

    後の3年前の管轄警察の違法民事介入、

    以降、それこそ、生き地獄ですから。

    それをツツいて心を病ませる

    5ch掲示板、3d・ネットストーカーF

    のしつこさも酷かったですが…)


術前検査で映った肝臓の影を観察して、

それも2年観察して、癌じゃなかったね、

となって、やれやれ、


と思った矢先の一昨年、肋骨に影が映ったり

 (それが、きっかけでブログを書き始め

  ました。いよいよ、転移かもしれない、

  とも思い)

それも観察して、癌じゃなかったね、

となって、やれやれ、


寛解はしてたのかな、経過観察頻度を

落とそうかな、と思った矢先に、

昨年、肺に影が映り、

  (今までの影の中では、主治医の表情が

   最も固かったし、私も、最もナーバスには

   なりました)


次の造影CTで大きくなっていなかったし

心臓も、ハーセプチンは使えそうだった

のと、


もっと生きる気力を失う件が発生し、

追い討ちをかけるようなことまで

発生し、


また、自分の乳癌どころではなくなって

しまったけれど😢



そういう
ドラッグラグや、それ以上の治療のない
悔しい思いや、
危機感満載の経過を辿ってきたから、

自分に関係のある医療、医薬の情報は
自分事として、
強い思い、願いを持って見てきました、

そして、

ここ2~3年で、
医療、薬事承認が、
急速に喜ばしい進歩を
してきている、
ドラッグラグも
劇的に短縮されてきている

と感じています。

乳癌は、転移しても比較的長期間、
癌と共存し続けられる
(そのまま共存し続けたら天寿を
  まっとうする、乳癌しない)
そういう時代になってきている
と感じています。

だから、
乳癌になっても、
進行しても、転移しても、
再発しても、

みんな、それぞれに、
自分らしく
生きられたらいいね、

と願い、祈っています。

以下に、
以前も掲載した乳癌治療の進歩を、
若干、リバイスして再掲します。

=====

最も思いを込めて動向をウォッチし、
最近、待ちに待った薬事承認された
アテゾリズマブ(テセントリク)


も、

3月に、昨年12月の記事


を再掲して、ご紹介させていただいた
ように、

効果は、

★PD-L1
の他
★TIL
・BRCA
・CD8

といったバイオマーカーで比較されており

実際、PD-L1陽性か陰性か、で
使える対象の患者が分かれます。

以前、


でコメントをご紹介した方や
私の考え、思いとして書いたとおり

現在の乳癌の標準治療のベースになっている
ホルモン受容体、HER2タンパク
による分類を超えた(跨がった)
別のバイオマーカーでの
臨床試験や薬事承認
が必要になってきている
のだろうと思いますし、

罹患者としては喜ばしいことに、
その流れで癌治療、特に薬物療法の
医学、医療が進歩してきている
のだと感じています。

※勿論、癌患者全員に効く治療がまだ無い
  のは残念ではありますが、
  無いものねだりよりも、今の進歩を
  喜ぶ気持ちが強いかな、
  初期治療で悔し涙をのんだ分。
  (前向きと言えば前向きな性格、
   性分なので)


実際、アテゾリズマブ(テセントリク)
の承認だけでなく、


で書いたように、
昨年12月に、キイトルーダが
MSI-Highの患者に対して、
癌種横断で固形癌のラストラインとして
迅速承認されました。

※因みに、キイトルーダの、乳癌での
  国際第3相臨床試験は、直近のESMOで
  結果が公表されたところですが…。



===

上記のように、
乳癌は(も)、ホルモン受容体やHER2タンパク
(遺伝子増幅)とは別のバイオマーカー、
遺伝子異常をターゲットに薬剤が開発
されてきている、
という面に加えて、

もう1つ、
そのバイオマーカーの発現状況
薬剤を使える、薬剤が有効な閾値
の問題、

例えば、私はHER2タイプですので、
HER2の発現状況によって、
今ある抗HER2薬が使えるか否かが
変わってきます。

初期治療前の生検では、3+、強陽性、
術後の検査では、2+、
fish法(遺伝子検査)もして、陽性でした。

※乳癌の病理検査のガイドラインにも
  書かれている、標準の検査です。

生検も3本取っているから、
場所によって発現率が異なるというよりは、
3+➡術前ハーセプチン➡2+
になった可能性が高いとのことでした。

2+だと、fish法で検査をして、
遺伝子増幅が所定の値(2.0だったかな)だと、
陽性ということで、

ハーセプチンの適応(使えること)
になります。

でも、活性化自己リンパ球の先生が
保険診療で認められていない癌腫や、
低発現でも、ハーセプチンと併用する
(自由診療)と、効くことがあると
仰っていました。

バイオマーカーの閾値判断も、
微妙なところだとは思います。


というのと関連し、
ハーセプチンのバイオシミラーに
殺細胞性抗がん剤をくっつけた
抗体薬物複合体DS-8201

の臨床試験では、

HER2『低発現』の患者向けの
国際第3相臨床試験も開始されています。


HER2陽性乳癌は乳癌の20%程度ですが、
HER2低発現まで入れると40%が発現して
いて、DS-8201の第2相試験で、
HER2低発現患者でも効果が出た結果を
受けての第3相試験です。


先日、HER2陽性向けには薬事承認の
申請がされています。



因みに、HER2陽性の第3相臨床試験は、
DESTINY-Breast03  2ndライン狙い
DESTINY-Breast02  3rdライン狙い

       

さらに因みに、キイトルーダとの
併用の臨床試験も開始されています。



===

といったように、
新たな因子の発見と、治療開発が
急速に進んできています。

昨年のもので、最近承認されたものや
承認申請されたものの情報が若干古いですが
  (といったように、迅速に承認申請や
   承認されてきています)

乳癌の新薬の全体の動向は⬇

       ⬆リンクを貼っておきました

◼乳がん承認済み新薬まとめ

AnswersNews(株式会社クイック)
『PARP阻害薬にCDK4/6阻害薬…乳がんに新薬ラッシュ
   免疫チェックポイント阻害薬も申請間近』より引用
  (包括的に許可をいただいています)

◼開発中(臨床試験中)の新薬

AnswersNews(株式会社クイック)
『PARP阻害薬にCDK4/6阻害薬…乳がんに新薬ラッシュ
   免疫チェックポイント阻害薬も申請間近』より引用
  (包括的に許可をいただいています)


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