macOS 10.15 Catalinaにはemacsがバンドルされていません。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年10月07日、「macOS 10.15 Catalina」を正式にリリースしましたが、このmacOS CatalinaではmacOS 10.14 Mojaveまでバンドルされていたテキストエディタ「GUN Emacs」がバンドルされなくなりました。
/usr/bin/emacs
これはmacOS CatalinaのBeta版から確認されており、バンドルされなくなった理由として定かではありませんが、macOS Catalinaからデフォルトシェルがbashからzshに変更されたのと同じように、GPLv3ライセンスのEmacsもバンドルから除外されたのではないかという意見が出ています。
VimがEmacsと比較して”Superior editor”なのかは定かではありませんが、macOS Mojaveまでにバンドルされていたemacs v22.1.1はmacOSバンドルのbashと同じく2007年にリリースされた非常に古いバージョンのため、Emacsユーザーからもあまり推奨されていないそうです。
EmacsはmacOS 10.15 Catalinaのインストーラーにバンドルされなくなりましたが、HomebrewやEmacsformacosx.comのEmacs.appをダウンロードして利用することができるので、Emacsユーザーの方は確認してみてください。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
brew install emacs
brew cask install emacs
独自ビルドなどの場合はシステム環境設定の[セキュリティとプライバシー]パネル → [プライバシー]で”/usr/bin/ruby”のフルディスクアクセスを許可してやる必要があります。(gist)
おまけ
また、macOS 10.15 Catalinaではemacs代わりに、Emacsライクで軽量な「mgエディタ (MicroGnuEmacs)」が追加されているので、vi/vimになれていない方はこちらを使ってみてください。
/usr/bin/mg