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富山新聞

「家守」をかがり火にくべる加藤禰宜=野町2丁目

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あぶりもち神事、準備整う 金沢・野町の神明宮で15~17日

2019/10/14 01:38

 金沢市野町2丁目の神明宮で13日、伝統の「あぶりもち神事」を前に焼納祭(しょうのうさい)が営まれた。加藤明代禰宜(あきしろねぎ)が今春から社殿と社務所に「家守(いえまもり)」として供えていたあぶりもちを神木のケヤキの枝でおこしたかがり火にくべ、15~17日の神事へ準備を整えた。

 

 神事は300年以上続く全国唯一の祭礼で、毎年5、10月に3日間営まれる。ひし形の餅を串に刺しておはらいで使う「御幣(ごへい)」に見立て、それを食べたり、自宅に飾ったりすると、無病息災、厄よけの御利益があるとされる。15日は午後1時から社殿で餅をこしらえる神前奉納式が営まれる。