いうことを聞かない子どもには、こう伝えよう
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小さな子どもは、うんざりするほど理不尽なものです。
もちろん、悪いのは彼らではありません。
彼らの脳が十分に発達し、正しい論理的思考を世界に示せるようになるには、まる20年かかるからです。とはいえ、やはりイライラするのはたしかです。
話が最後まで伝わらなかったケース
子育てにつきものの、子どもが起こす「かんしゃく」への対応を楽しめる親なんていません。中でも特に厄介なのが、話がうまく伝わらなかったせいで始まってしまうかんしゃくです。
たとえば、「遊び場には行かないよ、お昼ごはんが済むまではね」と言ったのに、子どもの耳には「遊び場には行かないよ」の部分しか届かなかったような場合です。
気づいたときには、後の祭りです。子どもは顔を真っ赤にして叫び声を上げています。感情が爆発していて、こちらが何を言おうと聞く耳を持ちません。
子どもに片付けをお願いしたケース
元・小児メンタルヘルスカウンセラーで、現在は子育て支援サイト「Messy Motherhood」を運営するAmandaさんが、子どものかんしゃくを止める方法を見つけたようです。
その方法とは、簡単なゲームで「頭を使わせる」ことです。
Amandaさんは、実際にこの方法をご自身の息子さんに試しています。それは、「床の上に散らばっているブロックを片づけるように」と息子さんに言ったときのことでした。
がんばって組み立てた「作品」までバラバラにして片付けるように言われたと思った彼は、かんしゃくを起こしました(Amandaさんは、使っていないブロックを片づけるように言っただけなのですが、それがうまく伝わらなかったのです)。
解決策:頭を使わせる
泣きやむように説得を試み、気持ちはわかるよという共感を示す言葉を投げかけましたが、失敗に終わりました。そこで彼女はギアを変えました。
私は、両手を息子の肩に乗せて、彼と向かい合いました。
そして、「ねえ、ママと簡単なゲームをちょっとだけしてみない? きっと楽しいよ」とささやきました。
息子は、目に涙をいっぱいためながら私を見上げて、うなずきました。
「じゃあ始めるね。とっても簡単だよ。青いものを5つ見つけられるかな?」
息子はヒックヒック言いながらも、部屋の中を見回しました。そして、ブロックが入った箱のほうにゆっくりと歩いていき、「これ、青いよ……1つ目」と言いました。
その後も、部屋の中を歩き回って、青いものを見つけていきました。
ゲームが進むにつれて、息子は泣きやみ、笑顔を見せ始めました。
「青が2つ、青が3つ、青が4つ、青が5つ! 5つ見つけたよ、ママ!」
「すごいね! じゃあ今度は、黄色いものを4つ見つけられる?」
息子は、満面の笑みを浮かべながら、再びゲームに挑戦しました。
息子さんが落ち着きを取り戻したので、Amandaさんはようやく、作品はバラバラにしなくてもいいということを伝えることができました。そして、2人でいっしょにブロックを片付けました。
考えさせること。それが、かんしゃくを起こした子どもの脳を落ち着かせる秘訣の1つだと、Amandaさんは言っています。
まずは注意を引きつける
とはいえ、「青いものを5つ見つける」ゲームに挑戦する気にさせる前に、何かをしなければならない場合もあるでしょう。
完全に感情的になっている子どもの関心を、とにかくこちらに引きつけるためにです。そんなときには、たとえば、部屋の明かりを点滅させてみたり、ピョンピョン飛び跳ねてみたり、変な音を出すなどして気を引きましょう。そのあと、一緒にゲームをしようと提案するのです。
子どもの能力に合わせて、「Cで始まるものを3つ」見つけるゲームにしてもいいでしょう。あるいは、「四角いものを4つ」や、「やわらかいものを3つ」探させてもいいでしょう。
ポイントは、「簡単だけれど頭を使うゲームにすること」だとAmandaさんは言っています。
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Image: fizkes/Shutterstock.com
Source: Messy Motherhood
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]
訳:ガリレオ
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