ゲームソフト、サードソフトメーカーの取り分は30%!?
な、ネタを書いたのですが
反対側から記事を読めばハードメーカーはサードソフトメーカーが売れれば売れるほど
利益が出る仕組みなのがわかります。
実際私もハードは「畑」とか「デパート」とかで例えます。
そうなると、
ハードメーカー、ウハウハじゃん!
って考える人がいるかもなのですが、実はそうでもなかったりします。
その理由は・・・・とにかく「ゲームハード事業」はお金がかかる
この「お金がかかる」部分は本当にいろんな要素が絡みます。
判りやすい例で言えばゲームハードのスペック
PS4登場時、PS4と同等のマシンパワーを持つPCを組み立てようとすると
軽く当時のPS4の価格は超えてました。
そう、損切りしてでも売って、市場を作る(畑を耕す)必要があったのです。
その理由は「沢山の実りある畑」を作る為。
現在のPS市場はやはりそんな市場になってると思います。
もちろん、時が経てば各パーツのコストも下がりますし数年後にはハードだけで
利益が出る(かもしれない)
でも、ハード事業が儲からないのはそれだけではありません。
それがハードを作る「工場」
ハードを組み立てる「工場」だけではありません。
ハードのパーツを作るのも「工場」
そのパーツ一つとっても「今の分だけ作ればいい」訳ではありませんので
とても長い目で見る事業となります。
聞いた話ですが「TVゲームハード」と「家電」は似ているようで全く違う事業と伺った事があります。
「家電」は毎年新しい新製品が出るようにサイクルは1~2年の製品。
「TVゲーム」も新型が出ますがそれを短く見積もっても2~5年の製品。
つまり契約する工場もそれだけ長い付き合いになります。
まぁ・・・このあたりは「自社工場」持ってる所が強いのは通りですよね。
他にも沢山の要素がありますが代表的なこの二点だけでもハードが売れるだけでは成り立たない
市場と言うのが判ります。
正直こういった話を聞いてると
やはりTVゲーム業界って「サードメーカー」ありきの世界なんだな、ってのはやはりありますね。
だからハードが売れた!すごい!だけでなく
ハードが売れた!サードソフトも売れてる!まで聞いたら
あぁー、絶好調なんだなー、とw
ハード(本体)はあくまでソフトが売れるための土台作り。
逆ザヤしてでも広げる必要がある。
でも一度ゲームが売れる土台さえ作ってしまえばサードソフトがバンバン参入、
ドンドン売れる、ロイヤリティでハードに費やした資金も回収、プラスに持っていく
そりゃハードメーカーに払うロイヤリティは高価になりますよね。
でも、昔はそのロイヤリティプラス、「ROMの製造費」もかかってたって聞いてますし
条件としてはもっと厳しかったと聞いています。
プレイステーションになってCD-ROMになってから委託製造費は激減したとかなんとか
そういった意味ではプレイステーションはホント、革命的ハードなんでしょうね。
コメント
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ファーストソフトも
サードソフトも
全て売れてるSwitchは今、絶好調ってことですね!
基本的に据え置き機ならハード1台あたりソフト8~11本売れるのでハードが売れる=ソフトが売れるですよね。
その中でファーストの売上比率が上がれば利益率も上がりハードメーカーは嬉しいのでは?
当然リスクマネジメントや開発ライン運営上の問題はありますけど。
あと今のゲーム機は3社とも鴻海の工場組み立てで自社工場ではないですし、パーツも大半が他企業からの購入ですね。
サードのロイヤリティも当然重要ですが
現在重視されてるのはサービス課金(プラス等)と自社ソフトなのかなと
ロイヤリティは大手に対して優遇や出資も大きく、サービスへの導線の意味合いが今後更に強くなると思います。
アップルやグーグルのサービス型だけでなく、エピックストアの登場でそこらへん加速しましたね。
それと製造委託費回りですが、区分がそれぞれ違うだけで総合的には何処も変わらない結果だったと思います。
競合してるのでどうしても横並びになるのでしょう、そこらへんぶっ壊し始めたのがエピックストアでしょうか。
ハードホルダーの適切な取り分は分かりませんが、ハード事業のリスクを思えば高いとは思わないですね。
もちろん開発コストは別にかかってますし、利益も微々たる物ですが、本体を売っても「赤字のまま」ではないです。
「消費者がPS4と同等のPCをPS4の価格では手に入れられない」ことからSIEが損切りしたのかどうかは繋がりませんね。
奇抜なハードは今後当分出ないのではと思わされるくらいですね
ソフトとしての遊びの幅の広がり的な意味では少し危惧する所はあります
基本的にハード一台あたりソフトが8〜11本売れるって仮定は流石に大雑把過ぎでは。
そして逆に売れるソフトが無ければハードが売れないわけで、売り上げの最大値は本体の普及や売れるソフトの数次第でもあります。
売上の最大値が決まっているならその内の比率を上げてたほうが儲かるというのも分かりますが。
ファーストの売り上げ比率も10本中5本が自社ソフト、であったのが20本中11本となったのなら良いですが7本中5本で比率を上げるなら良い事ではないでしょうし。
しかし市場としてはワールドワイドになり、人がゲームをする環境も増えました。どうやって採算を合わせるかは変化をせざるを得ないでしょう。
その過渡期の痛みとしてPS3やWiiUの時期があったのかも知れませんし。
まあしかもPSはこれからPS5、かたやSwitchはこれからまだまだ数年戦うわけで。
変化も結果もまだまだこれからでしょうね、両方上手く行っているように見えて、今ゲームを取り巻く状況自体は凄まじい勢いで変化しているように思います。
長期的に見て上手くいっているのかはまだ分からないでしょうね。
ほんとに入荷しないということはあり得るのでしょうか?
入荷しないことはないんですがw
まぁ、大手並みには仕入れはできませんよ、
実績配分の為に必要以上のタイトルは取れませんから
契約次第では工場側の努力で儲けも増えるのですからね。問題は予想を下回ったときで、それは各社の決算で分かる或いは証明できることですね。
PS5のチップが昔では考えられないような最先端のものを使えるのも、PC市場が昔より狭くなってるためだと思います。安定して長期に渡り配給し続けられるのであれば生産側も安く供給刷る時代になったと言えますね。物事はなかなか単純では無いです。
PC界隈を見ていると急速にSSDが台頭してきててPS5世代の間にはHDDは終了へ向かうかも知れませんね。