皆さんこんにちは、日本の投資家AFURO KENです。
今回は、【経済を知る】累進的配当政策を公言する一期一会の銘柄!いちご【夢の配当生活】ということで、いちごに関してお話ししていきたいと思います。
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投資初心者の方は、まずは以下をご参照ください。
目次
いちごとは?
いちご株式会社は東京に本社を置く企業であり、2000年に設立されました。J-REIT運用を始めとした総合不動産サービス事業の他、クリーンエネルギー事業を展開しています。2002年に東証一部に上場しました。いちごとは「一期一会」に由来しているそうです。
いちごの実力
以下にここ10年間のいちごの株価チャートを示します。
2013年以降は上がり下がりはあるもののほぼ横ばいといったところでしょうか。
株価チャートだけ見るとキャピタルゲイン狙いは難しそうです。
しかしながら、いちごを保有する上で重要なのは株価ではなく、配当なんです。
以下にいちごの公式ホームページより抜粋した株主還元方針を示します。
当社では、株主の皆様に対する利益の還元を経営上の重要な施策の一つとして位置づけており、2017年2月期より「累進的配当政策」を導入しております。
具体的には、各年度の1株あたり配当金(DPS)を、原則として前期比「維持か増配」のみとさせていただき、「減配しない」ことにより、当社の盤石な安定収益基盤が可能にする「安心安定配当」を実現いたします。
このように、累進的配当政策を公言しています。いちごは実質減配はせず、少なくとも今の配当を維持、可能なら増配するという累進配当銘柄なのです。
四季報を見ると、少なくとも2014年以降は2019年までの5年間は連続増配を続けています。
累進配当銘柄に関する記事は以下をご参照下さい。
累進配当を公言している銘柄は、三菱商事と三井住友フィナンシャルグループ、日本エスコンに加え、今回のいちごがあります。
その他、NTTドコモ、キヤノン、花王、日本電信電話 (NTT)、日本たばこ産業 (JT)のように実質累進配当を行なっている企業も少なからずあります。
また、配当安定化に関して以下のように続けています。
また、株主資本を基準とした「株主資本配当率(DOE)3%以上」も採用し、配当のさらなる安定化を図っております。(「配当性向」は期ごとの純利益に連動するため変動率が高い一方、株主資本配当率(DOE)は配当の安定性が確保されます。)
また、上述の配当政策とともに、株主価値向上に資する最適資本構成を目指し、機動的な自社株買いを実施いたします。
当社は、配当の安定性と透明性、そして成長性に注力し、「安心安定配当」により株主の皆さまからのご支援に報いると同時に、機動的な自社株買いを通じて中長期的な株主価値向上を図ります。
配当安定化とともに機動的な自社株買いも実施するとのことです。
いちごは現時点で配当利回り1.63%ですが、方針を見る限りは今後に期待できそうな印象です。
配当性向は公式ホームページによると、9.6%〜27.3%程度で推移し、2019年2月期も22.5%ですので、まだ増配の余地は十分にありそうです。
また、少しハードルは上がりますが、米国株銘柄には連続増配50年以上の銘柄も数多くあります。
ご興味をお持ちの方は以下をご参照下さい。
いちごの今後
以下に東洋経済 会社四季報に記載のいちごの財務状況を示します。
年によって多少の上がり下がりがあるようです。2019年(2018年3月〜2019年2月)に対して2020年、2021年予想は少し控えめで、2020年は配当も据え置きのようです。
以下にいちごの決算短信より2020年2月期の第1四半期連決算を示します。
2020年2月期全体では減益予想ですが、第1四半期決算は2019年同期と比較して増収増益だったようですね。
キャッシュフローに関しては、ここ数年でなんとか営業キャッシュフローがプラス、フリーキャッシュフローが確保できるようになりました。現金・現金等価物も増加しております。比較的上向きであることが伺えます。
他には目立ってこれはというニュースはなさそうです。
第2四半期連結業績が10月に発表予定ですので、要注目ですね。
累進配当銘柄、いちごのまとめ
【経済を知る】累進的配当政策を公言する一期一会の銘柄!いちご【夢の配当生活】ということでいちごに関してお話しさせていただきました。
累進的配当政策の公言してはおりますが、業績は一進一退、今期は配当も据え置きで現在の配当利回りも今ひとつです。
期待できる銘柄ではありますが、投資は慎重に行った方が無難であると思います。
*記事中のグラフ、財務状況はSBI証券公式ホームページを参照させていただきました。