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弥富で文鳥のど自慢コンテスト 動画見て投票

「文鳥のど自慢コンテスト」が開催されているウェブページを紹介するコジロウさん=弥富市内で

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 オスの文鳥が歌うようなさえずりを競う「のど自慢コンテスト」が、弥富市内の情報を発信するローカルウェブサイト「やっとみつけた、弥富」の中で行われている。ネット上での投票で「初代文鳥プリンス」を決めるユニークな試みだ。体が白色の白文鳥発祥の地とされる弥富。文鳥の「ふるさと」としての弥富をアピールしていく狙いがある。

 発案者は、神奈川県平塚市の会社員、高田由梨さん(28)。幼少期から文鳥が好きで、過去に弥富に足を運んだこともあったが、市内ではあまり文鳥がPRされておらず、寂しい思いを抱いていたという。

 そんな中、高田さんが会員制交流サイト(SNS)上で文鳥への思いを吐露していたのを、サイト運営者のコジロウさん(35)=弥富市=が発見。「協力して文鳥文化を発信していこう」と意気投合し、今回の企画が練られてきた。

 二人は今年八月から九月にかけて、一般の愛鳥家から、文鳥がさえずる様子を収めた動画を募集。九月中旬に集まった二十九羽分の動画をサイトにアップし、お気に入りの文鳥に投票できる仕組みをつくった。

 投票は一日一回のみで、期間は今月二十三日まで。結果は「文鳥の日」に制定されている二十四日に同サイト上で発表する予定。文鳥はオスだけが、求愛行動でさえずるといい、得票数一位の文鳥には「初代文鳥プリンス」の称号が与えられる。

 高田さんは「文鳥はかわいいだけでなく、喜怒哀楽の表現が豊かでおもしろい。コンテストを通して文鳥の親しみやすさが広まれば」と話している。コジロウさんも「文鳥を通して、自分たちの手で弥富の文化を発信していきたい」と意気込んでいる。サイトは「やっとみつけた、弥富」で検索できる。

 (大野雄一郎)

 

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