2019年10月12日(土)
こんなに安いのに高性能!? U5万円スマートフォンおすすめランキング5選 │専門誌『家電批評』が徹底比較
高性能化の進むスマートフォンですが「最近のスマホは高すぎる!」と感じたことはありませんか? そんな人にこそオススメしたいのが5万円以下(U5万円、アンダー5万円)で買える格安スマートフォン。安いからと言って性能が劣るわけではなく、ハイエンドモデルと肩を並べるほどクオリティの高い製品もあります。そこで、5万円以下で買えるスマートフォン実際にテストし、その実力をランキング化しました!
▼本記事のテスト、および監修・取材協力はコチラ
古作光徳 氏
PC関連誌の編集部を経てフリーに転身。家電批評の特別編集「Wi-Fiがまるごとわかる本2019」の執筆と編集を担当。
PC関連誌の編集部を経てフリーに転身。家電批評の特別編集「Wi-Fiがまるごとわかる本2019」の執筆と編集を担当。
文田信基 氏
スタリスト事務所コーディネイトオフィスに入社。ミュージシャンを中心としたスタイリングを手がける。平行して広告のスタイリングも始め静物のスタイリングに魅了され、写真も始める。フォトオフィスGRIDにてフォトグラファー兼スタイリストして勤務。以降スタイリングの出来るフォトグラファーとして活動。動画も撮影から編集まで対応できます。
スタリスト事務所コーディネイトオフィスに入社。ミュージシャンを中心としたスタイリングを手がける。平行して広告のスタイリングも始め静物のスタイリングに魅了され、写真も始める。フォトオフィスGRIDにてフォトグラファー兼スタイリストして勤務。以降スタイリングの出来るフォトグラファーとして活動。動画も撮影から編集まで対応できます。
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
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U5万円でも、2~3年前の ハイエンド機よりも速い機種あり!
「U5万円のスマホ」と聞くと、もしかしたら“安かろう悪かろう”とイメージする人も少なくないかもしれません。しかし、スマホの技術は日進月歩。たとえ、いま格安で販売されているスマホであっても搭載されるCPUは2~3年前のハイエンドモデルよりも高速な場合がほとんどです。 実際に今現在U5万円で買える最新の「Pixel 3a」で計測したベンチマークテスト結果を見ると、3年前のハイエンドモデル「P10 Plus」よりも高速なことが確認できます!
いくら安く買えるからといって“安かろう悪かろう”とイメージするのは早計。本当の実力を見極めたうえでスマホを選びましょう!
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スマホの実力を見極めるテストは 本体スペックの配点を高めに設定
今回実施した実機テストでは、使い勝手に直結するCPUの速度やバッテリーの持ち時間など、本体スペックにかかわる部分の配点を大きく設定。さらにカメラ性能やディスプレイの発色といった具合に日常生活の一部として活用されるスマホの機能の配点も大きめに設定しています。 配点の概要は以下の通りです。
[ベンチマーク] 「Antutu Benchmark」アプリを使って総合スコアを計測。 [メモリ] 搭載されるメインメモリ容量を点数化。 [ストレージ] 内臓ストレージの容量を点数化。 [バッテリー] 100%充電時に最大輝度でYoutubeの動画を連続再生し、再生時間をカウント。 [重量] ディスプレイ1インチ当たりの本体重量を計測して点数化。 [使い勝手] 本体の持ちやすさや配置されるボタンや指紋センサーの操作感などを総合評価。 [付加機能] テレビ/防水・防塵/おサイフケータイなど、編集部が選んだ機能の搭載数を点数化。 [カメラ] ポートレートや暗所など、プロカメラマンが様々な作例を撮影し、発色や解像感などでジャッジ。 [ディスプレイ] ディスプレイの明るさや発色の良さをプロカメラマンの目線でジャッジ。 編集部では、ここ2~3年以内に発売された主要なスマホ、全86機種もの実機テストを敢行しました。ここではその中から、U5万円カテゴリに絞ったランキングを紹介します。 果たしてU5万円のスマホがどの順位に輝いたのでしょうか。その結果を発表します!
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10万円級のモデルに食らいつく 健闘を見せたのはGoogleのこの1台!
U5万円で見事トップに輝いたのは、Androidを作っているGoogle公式の「Pixel 3a」。ベンチマークスコアが3年前に発売されたハイエンドモデルを超え、さらにメモリの搭載容量も4GBオーバー。
87.3点
グーグル
Pixel 3a
実勢価格:4万8800円
サイズ・質量:W70.1×H151.3×D8.2㎜
重量:約147g
CPU:Snapdragon 670
ROM:64GB
RAM:4GB
OS Android 9.0
価格こそU5万円クラスですが、スペックとベンチマークスコアだけを見れば十分にミドルシップの条件を満たし、ハイエンドモデルに食らいついていると言っても過言ではありません。編集部が実施した全86機種テストにおいても総合14位という好成績を残しています。
大型化の一途を辿るスマホですが、Pixcel 3aなら手のひらにすっぽり収まります。指紋認証も背面に設置されているので自然に触れられます。
ハイエンド機とは差があるもののカメラはミドルレンジとしては必要十分な水準を持っています。スマホで見る分には何の問題もありません。
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日本向けにチューニングされた 上位モデル「Pixel3」もあります
総合点:93.0点
グーグル(Google)
Pixel 3
実勢価格:6万1790円
サイズ・質量:W68.2×H145.6×D7.9㎜
重量:約148g
CPU:Snapdragon 845
ROM:64GB
RAM:4GB
OS Android 9.0
グローバルなイメージの強いGoogle社製品ですが、テレビやおサイフケータイ、防水など日本向けの機能を搭載した上位モデルも登場。こちらはやや高額となりますが、本体スペックもPixel 3aよりも高く、より快適に使いこなせる仕様となっています。 U5万円ではないですが、参考に紹介いたします。全86機種テストでは、総合3位に輝きました!
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AI対応のCPUを搭載した ミドルレンジが堂々の2位に!
総合点:85.1点
ファーウェイ(HUAWEI)
Nova 3
実勢価格:3万8500円
サイズ・質量:W73.7×H157×D7.3㎜
重量:約166g
CPU:HUAWEI Kirin 970
ROM:128GB
RAM:4GB
OS Android 8.1
ファーウェイ初のAI対応CPU「Kirin 970」を搭載した「Nova 3」がU5万円カテゴリで堂々の2位に。ベンチマークスコアに加え、デュアルレンズが描き出す圧倒的な描写力がスコアを後押し。総合順位でも16位と健闘を見せました。 本記事の最後で解説する「デュアルSIM」に対応するのもうれしいところです。
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まだまだ現役のハイエンド機は 大幅に値下がりを見せ、いまがお買い得!
総合点:84.8点
ファーウェイ(HUAWEI)
P20
実勢価格:4万7799円
サイズ・質量:W70.8×H149.1×D7.65㎜
重量:約165g
CPU:HUAWEI Kirin 970
ROM:128GB
RAM:4GB
OS Android 8.1
ファーウェイのハイエンドモデルとして登場した「P20」が発売から2年経過したいま、大幅に値下がりしてU5万円で買える時代に。カメラファンならずとも垂涎のライカレンズを2基搭載するデュアルカメラが、スマホ離れした表現力を実現しています。
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バランスよく加点を重ねた ASUSの優等生モデルも好成績!
総合点:82.9点
エイスース(ASUS)
ZenFone 5(ZE620KL)
実勢価格:4万9800円
サイズ・質量:W75.6×H153×D7.7㎜
重量:約165g
CPU:Snapdragon 636
ROM:64GB
RAM:6GB
OS Android 8.0
CPUこそミドルクラスを搭載していますが、その実力は日常使いでは必要十分。6GBのメインメモリを搭載しているため、ベンチマークスコアも高く、AI対応のカメラ搭載によって描写力も◎。ベンチスコア、カメラ性能などバランスよく加点を重ね、全体でも86機種中19位の検討を見せています。
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キャリアで買ってもU5万円の ミドルレンジだって実力は必要十分!
総合点:82.0点
サムスン(SAMSUNG)
Galaxy Feel 2
実勢価格:3万9600円
サイズ・質量:W70×H149×D8.5㎜
重量:約168g
CPU:Exynos 7885
ROM:32GB
RAM:4GB
OS Android 8.1
U5万円カテゴリで唯一、3大キャリアでしか買えないモデルがコレ。大型化が著しいスマホ界において5.6インチとやや小ぶりなボディを採用することで手にすっぽりと収まり操作感も上々です。
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もっと安く運用したいなら 「デュアルSIM」機能にも注目!
SIMフリースマホの一部には、今回2位にランクインした「Nova 3」のように、ふたつのSIMを同時に運用できる「デュアルSIM(DSDS)」対応モデルがあります。 こういったスマホを活用すれば、通話はキャリアのSIM、データ通信は格安SIMといった具合に通信が使い分けられるため、通信料の節約に繋げられます。 せっかくスマホ本体の購入価格を抑えても通信料が高くなっては本末転倒。U5万円のスマホでもDSDSに対応したモデルがありますので、SIMを賢く使い分けてランニングコストを下げることも考えてみてはいかがでしょうか?
360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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