１１日午前の官房長会会見で産経新聞の大島記者が、立憲民主党の一部の議員が台風１５号被害が拡大中の９月１３日に長野県軽井沢でゴルフコンペを開催していたことについての質問を行った。官房長官は「野党議員の行動ひとつひとつにコメントすることは政府としては控える」としたうえで政府としては適切の対応していたことを強調した。
発言録の残る公式な会見で立憲民主党のゴルフコンペ問題が取り上げられたわけだが、現段階でこの問題を報じているのは産経新聞だけのようだ。
政府対応を批判していたマスコミは？
昨年の台風被害に続き、今年の台風１５号でもマスコミは野党議員の批判を鵜呑みにする形で政府を批判してきた。しかしこうやって野党議員の不適切な行動が明るみなると何も報じなくなる。これが世にいう「報道しない自由」というやつか。
立憲民主党を中心とした野党はこれまで、政府の台風被害を批判し国会でも徹底追及すると息巻いていた。しかしその裏で立憲民主党は自分たちが台風被害拡大中にゴルフコンペを開催していたことを隠していたのだ。いかにもワイドショーが飛びつきそうな話題であるが今のところ完全スルーである。
発覚の経緯としても非常に悪質で、疑惑が浮上した当初はSNSの匿名アカウントと軽視したのか、直接メンションで問い質された幹部らは全員がそれを無視していた。これが数日後にまとめサイトなどで取り上げられ批判が高まると９日になって福山哲郎幹事長が「やっていない」とツイッターで否定。だが翌日には芝博一参院国対委員長が産経新聞の取材に対してゴルフコンペの開催を認めるという情けない結果となっている。
端から見れば党としてかん口令が敷かれたが隠しきれず、まずは福山幹事長が保身に走ってから公表したようにしか見えない。ワイドショーがぶっ叩くのには格好の材料がそろっているのだが、どうしてこれを取り上げないのだろうか。不思議でならない。
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