【ドラニュース】中日・根尾昂、独占インタビュー。ルーキーイヤーの課題、手応え、ショートへのこだわり、そして今後の展望は…2019年10月11日 18時44分
「みやざきフェニックス・リーグ」に参加している中日ドラフト1位・根尾昂内野手(19)が11日、本紙のインタビューに応じた。プロの壁にぶつかりながら歩んだ1年目。課題、手応え、さらに今後の展望を聞いた。(聞き手・長森謙介) ―プロ1年目のシーズンを振り返ってみて 「なかなか思ったようにいかなかったなという感じですね。けが(1月に右ふくらはぎを肉離れ)で春季キャンプを迎えてマイナスの状態をゼロに戻していくところから始まったので」 ―ウエスタン・リーグでは108試合に出場して打率2割1分。プロの壁は感じたか 「感じました。一番は感じたのはフィジカルの部分。10年、15年とキャリアを積まれた選手と自分の動きを見比べると全然体ができてない。瞬発力であったり全てにおいてまだまだ足りないなと思います」 ―違いを感じたフィジカル面をどのようにプロレベルに仕上げていくか 「日々の基本練習をしっかりこなすことですね。例えばティー打撃やノック。本数をこなしてつく力はあると思います。それから試合に出ながらつく筋力は自分ですごく感じてます。試合に出ないと分からないなと思う部分は多かったです。なので試合に出続けて練習も継続していければ一番かなと思います」 ―9月にファームで月間打率3割5分5厘をマークした。要因は 「まともに動けるようになったのが一番ですかね。春先は体も大きくて思うように動けなかったんですが、夏場に体重が落ちて動けるようになりました。それとずっと継続してきたことが少しずつ見え始めたのがちょうど8、9月くらいでした。あと、僕は暑い方が体が動いていいんです。ナゴヤ球場の暑さはかなり堪えましたけど(笑)」 ―状態をキープしたまま臨んだ1軍の舞台。感じたことは 「今思うともう少しできたかなと…。ずっとベンチでも試合を見ていましたけど1軍の投手でも甘い球はあった。ただファームと比べて明らかに失投の確率は低い。その球を仕留めていく技術が求められると感じられました。それから2ストライクからの誘い球に対しても対応力をつけていかないといけないなと。1軍レベルの投手が全ての技術にたけていることは打席に立てたから分かったことなので、結果は出なかったですけどプラスにとらえています。1軍の投手の球に慣れていかないと上には通用しない。宮崎でも上で投げた投手の球を見られる機会があると思うのでしっかり対応できれば」 ―一方、この1年間で守備の面での成長は 「少しはましになった部分はあるとは思いますが、あれだけエラー(ウエスタン・リーグで24失策)してもまだ数字に残ってないエラーがありますし、まだまだプロの技術は身に付けてないなと思います。春先はけが明けでまず走るところから。ノックでも制限がある中で試合に出させてもらってました。ただ少しずつ動けるようになった後半は、味方バッテリーや起用していただいている首脳陣の方に対して迷惑かけてるなという自覚がありました。なので同じミスをしないようにと思って練習はしてきました」 ―この秋に遊撃以外のポジションを、という声も聞こえたと思うが 「僕は全然気にしてませんでした。そういう話があるんだなぁくらいにしかとらえてないです。やっぱりショートを守りたい思いはあります。かっこいいんで」
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