小型サイズの18650×1本タイプのフラッシュライトが到着しましたので早速レビューしてみましょう。前作TK16シリーズに引き続き、銅とアルミ2種類の素材のバリエーションがあります。どうボディはアルミに比べると熱伝導性・電気伝導性が高く、フラッシュライトとしてはより高性能な素材です。しかし耐久性はそこまで高い素材ではありませんので、経年で表面が酸化し鈍い色に変わります。あえてそれを楽しむモデルです。
いやー、小さいですね。全長105mm。単三電池搭載機であるSTREAMLIGHT PROTAC 1L-1AAよりもさらに短い。電池が太い分太さはややありますが、それでもヘッド直径1インチ。NITECORE P18などこのところコンパクトな大光量機種が増えてはいますが、その中でもかなりコンパクトなライトに分類されます。
3種類のLEDバリエーションがありますが、まずはこちら。3000ルーメンを発揮する3xSAMSUNG LH351D。CREEじゃない!という驚きもありましたが、CREE系だとスポットやその周辺が黄色っぽくなりやすいのですが、LH351Dではほとんど目立ちません。SAMUSUNG、意外にいい感じのLEDですね。
こちらは遠射性能に振ったOSRAM KWのモデル。高い集光性を感じます。手にした時に確認して欲しいのですが、実はこのOSRAMモデルだけがレンズがフロスト加工されています。通常、近距離向けのライトにフロスト加工を施すことはあっても逆はありませんので、正直驚きです。
最後はお約束、NICHIA 219を使用したモデル。安定の高演色ですが、計測してみると5000K前後の色温度があります。違和感少なく使用できる色温度かと思います。写真では強調されやすいですが、目視ではもう少し白に近い光に感じますよ。
先ほどちょっと言及したフロスト加工。いやあ意表を突かれました。勘ぐってみると、フロストをかけないと売り物にならない配光だったのかもしれませんが、せっかく3機種あるのだから、突き詰めてみて欲しい気もしますね。
テールスイッチタイプなので、サイドスイッチが苦手な私のような人間には嬉しいですね。電池は大容量ですし私と同じタイプの方には理想的なEDCライトになるかもしれません。
HATTAにレビューをお願いしましたので、今回は簡単にこの辺りで失礼いたしましょう。気になる方はお早めに、慎重派の方はHATTAのレビューをお待ちください。