


福井県大飯郡高浜町にある西三松地区を訪れました。
現在は旅館・民宿が立ち並ぶ落ち着いた町並みですぐ近くに原子力発電所
(高浜原発)が存在します。
この地区は、元々丹後街道沿い(東三松)で皮革業・街道警備の仕事に就いていた人々が
皮革の臭いを理由に海沿いの西三松へと移され成立した部落です。
福井県で唯一の、「部落解放同盟」が組織されていました。
西三松地区の近くに「高浜原発」が作られることになった時、解放同盟高浜支部は当然
反対しましたが、関電から9億円の金が高浜町に投下され、高浜町内の漁業組合へ
協力金として支払われたため支部の反対も届かず
その他にも、当時西三松のほとんどが民宿を経営していましたが
どうしても夏期だけの営業となってしまい
年間通して営業するには原発関連の作業員に民宿を利用してもらうしかありませんでした。
部落解放同盟高浜支部が「原発反対闘争」に立ち上がれなかった
事情はこういった理由からです。
本田豊(1982) 「部落史を歩く」 柏書房
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