バレーボール界の新星・西田有志選手のオフに密着!シャンプーしながら語ったコト
9月14日(土)開幕『FIVBワールドカップバレー2019』
10月1日(火)より男子の試合が始まる「FIVBワールドカップバレー2019」。東京オリンピックに向け、活躍が期待されるバレーボール男子日本代表にフジテレビが密着していた。中垣内監督がかつて“スーパー18歳”と太鼓判を押したジェイテクトSTINGSに所属する西田有志選手(19)だ。
西田選手は、2017-18シーズンに、入社内定選手ながら男子としては史上最年少の17歳で試合に出場。デビュー戦では、スパイク決定率約70%という活躍を見せ、チームはファイナル6に進出した。
時同じくして、バレーボール男子日本代表に抜擢されたまさに“日本バレーボール界・期待の新星”なのだ。
今回は西田選手のオフの日に密着。プライベートから見えたバレーボールへの熱い思いとは―。
最近“値切って”買ったお気に入りは
西田選手が訪れたのは、高校1年生から通っているという美容室。席に着くなり…気心知れた美容師たちと話に花が咲く。
「一人暮らしは最高に楽しい。自由に生きてます(笑)」と笑顔。さらに最近のお気に入りについては「60型のテレビ。映画が好きだからスピーカーも買いました。なんかね、自分の話術で値切ったんですよ。だからすごくお得に買えたんです」と得意げに語る。
シャンプーされながら新しい髪型について相談も。チームの他の選手の髪型とかぶらないように「自分らしさを探したい。サーブ打つ前に髪の毛が、自分の視界にふさふさ入ってくるのはイヤなんだけど、その長さがいいと周りには言われるから、みんなのためにその髪型にするのか…」と悩んでしまう。
美容師から「髪型が自分だけの物じゃなくなってきたね」と言われると「いえ、自分だけの物にしますよ。そこのスタンスは変えたくないんです」ときっぱり答えた。
「1億円プレイヤーになりたい 俺も夢を持たせる人間にならないと」
さらに、合宿でアメリカに行った時に見た車の話で大盛り上がりとなった。
「アメリカの車、ヤバかった!イカツかった。そういえば2台目の車買ったんです。今のうちに好きなことをやっとかんと。バレーボール選手もだんだん夢をもてるようになってきません?バスケットボールの選手みたいに1億円プレイヤーになりたい。話題性も欲しい。俺も夢を持たせる人間にならないと」
自身のキャラに戸惑い!?
また最近、いろいろな場面で面白い発言を求められるという。
「なんだかそういうキャラになってきている。親しみやすいのか、バカにされやすいのか分からないけど…。普通に答えたら“何それ?”みたいになる」と自身のキャラに戸惑いを見せる。さらに「最近(ファンの)皆さんが声を掛けてくれるので嬉しいんだけど、慣れていないから対応の仕方がわからなくて…」と、はにかむ場面も。
リラックスした雰囲気の中、普段とは違う西田選手の本音を聞くことができた。
「自分は未熟な選手 何も満足していない」
美容室からの帰り、愛車を運転しながらインタビューに答える西田選手。
ネーションズリーグについては「去年よりブロックを止めた本数が増えたと思うので、そこはよかったと思う」と振り返りつつも、「良い時と悪い時の差が激しい。それを安定させて波を少なく出来ればいいと思います」と課題をあげた。
総得点では一位、サーブでも一位という結果については「サーブだけは個人の技術なので、自信になるかなと思います。そこで一位とれたのはうれしいですね」と笑顔。この結果を踏まえ、海外でのプレーも意識し始めたという。
「もっとストイックになって、選手として、一人の人間として成長していきたい。バレー人生を考えたとき、一度は海を渡ることが必要。個人が世界で戦えるレベルになればチームも強くなっていくと思います」と力強く語る。
また、ファイナル6にさえ進出できなかった2018-19シーズンについては「全然何もできてなかった。ストイックにできてなかったので、この結果につながったと思う。自分はまだまだ未熟な選手だし、何も満足していない。結果で見られる世界で結果を残せなかった」と厳しく評価した。
東京オリンピックについては「一番の人生の分岐点だと思う。成功するかしないか、死ぬか生きるかの世界なので、人生をかけてでも成功に導きたい」と力強く宣言した。熱く燃える19歳の西田選手からますます目が離せない。