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報道発表資料 天王寺動物園でコアラの「アーク」のお別れイベントを開催します

2019年9月20日

ページ番号:480730

問合せ先:建設局 天王寺動物公園事務所 管理課(06-6771-2174)

令和元年9月20日 14時発表

同時資料提供:南大阪記者クラブ

 天王寺動物園で飼育しているコアラの「アーク」(オス、12歳)が、令和元年10月中旬頃にブリーディングローン契約によりイギリスのロングリートサファリパークに出園することが決まりました。

 出園に先立ち、令和元年9月28日(土曜日)にお別れイベントを開催します。

 なお、出園の準備等の関係で、9月29日(日曜日)以降は、コアラをご覧いただけない時間帯が生じる場合もあります。

 また、お別れ会に先立ち、9月21日(土曜日)から、コアラ舎屋内観覧通路において、アークへのお別れのメッセージを書いていただく寄せ書きコーナーを設置します。

 アークの出園により、天王寺動物園ではコアラをご覧いただけなくなります。

コアラ

開催日時

令和元年9月28日(土曜日)13時30分から14時まで

開催場所

コアラ舎

内容

担当飼育員が、アークの思い出を語ります。
出園するコアラのプロフィール

愛称:アーク

性別:オス

平成18年(2006年)12月15日 メルボルン動物園生まれ

平成20年(2008年)6月24日 天王寺動物園に来園

平成23年(2011年)11月9日から平成27年(2015年)12月16日まで ブリーディングローン契約により、淡路ファームパーク・イングランドの丘へ出園
コアラが出園するに至った経緯

 天王寺動物園では、平成28年6月以降はアーク1頭のみの飼育を続けてきましたが、ヨーロッパにおける南方系コアラの繁殖計画に協力するため、ロングリートサファリパークからの希望を受けて、繁殖経験のある「アーク」を移動させます。

 なお、平成27年に策定した当園のコレクション計画で、国内2園だけで南方系コアラを将来的に繁殖させて維持していくことが困難であること、将来的に維持困難な種に要する高額なユーカリの栽培管理費が負担となっていることなどから総合的に判断しコアラを「撤退種」として位置付けています。

当園でのコアラの飼育史

平成元年(1989年)にメルボルン動物園からコアラ3頭が来園。

最大同時飼育頭数は9頭。

平成28年(2016年)6月以降はアーク1頭のみの飼育。

コアラについて

 オーストラリア東部のクイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州に生息し、生息域で北方系と南方系に分けられている。寝ている時間が長いのは、繊維が多く低たん白で栄養価に乏しいユーカリを餌としているため、体力を消耗しないようにするためです。体内の水分の大部分をユーカリから摂取しているため、水を飲む姿はほとんどみられません。

 飼育下のコアラの寿命は15から20年程度です。

IUCN(国際自然保護連合)レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)

(ワシントン条約 非該当)

ブリーディングローンについて

 動物園同士が繁殖を目的として動物を貸し出し、あるいは借り入れする契約のこと。貸し出した動物の所有権を元の動物園に残したまま動物を移動させることができるので、希少動物の繁殖を活発に行えるメリットがあります。生まれた子どもの所有権については、両者で協議します。

天王寺動物園の概要
所在地

〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-108

各線「天王寺駅」「動物園前駅」「恵美須町駅」「新今宮駅」から徒歩約5分から10分

開園時間

9時30分から17時(入園は16時まで)

(注)9月の土曜日・日曜日・祝日は18時まで開園(入園は17時まで)

入園料

動物園:大人500円 小中学生200円

(注)障がい者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住・在学の小中学生、大阪市内在住で65歳以上の方は無料(公的証明書の提示が必要です)

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