ここまでするの!?悪質すぎるファクタリング業者6つの取り立て方法

ファクタリング 取り立て

 

ファクタリングの悪徳業者は、どんな取り立てをしてくるの?

ファクタリング業者の中には、詐欺まがいな事をしてくる悪質な業者が存在します。
このような悪徳業者を利用してしまうと、厳しい取り立てをしてくるのです。

今回は悪質なファクタリング業者の実際にあった取り立て方法について紹介していきます。

1:ここまでする?悪質なファクタリング業者6つの取り立て方法

悪質なファクタリング業者は、どんな手を使って取り立てをしてくるのか。

もしかしたら悪質な業者だったかも!と不安に感じている場合には、どの様な取り立て方法で資金を回収しようとするのか気になりますよね。

悪質なファクタリング業者は、思いつくすべての嫌がらせを実行してくるのです。
金融庁などで注意喚起として公開されている、悪徳業者が行うであろう取り立て方法を6つ紹介します。

  • 精神的に追い込む
  • 1日100件以上、電話をかけてくる
  • 会社にも電話をかけてくる
  • 近所に暴露される
  • 家族に嫌がらせをする
  • 単なる嫌がらせを大量にしてくる

上記6つの取り立て方法について詳しく紹介していきましょう。

参考:違法な金融業者にご注意!金融庁
参考:ヤミ金融対策法|金融庁

1-1:精神的に追い込む

悪質なファクタリング業者は、暴力行為ではなく精神的に追い込んできます。

暴力を振ると傷害罪で訴えられる可能性があり、精神的に追い込み自分が悪いように思いこませるのです。

  • 返さないと、痛い目にあわせるぞ
  • あなたは返さなくて良い、母親に払ってもらう
  • 警察や弁護士に相談したら、絶対に許さない

上記の様に精神的に怖い思いをさせて追いこんできます。

1-2:1日100件以上の電話をかけてくる

悪質なファクタリング業者は、社長個人の携帯へ1日100回以上も電話をかけてきます。1日に100件以上も電話が来ては、経営者は仕事にならない状況に陥ってしまうでしょう。精神的にもストレスが溜まり、苦痛を感じます。

1-3:会社にも電話をかけてくる

悪質なファクタリング業者は、会社にも電話をかけてくるでしょう。

本来の取り立て規制であれば、正当な理由をなしに債務者の会社へ電話をすることは禁止されています。

しかし悪質なファクタリング業者には通用しないのです。関係なしに会社へも何度も電話をかけてきます。

1-4:近所に暴露される

悪質なファクタリング業者は、お金を返していないことを自宅近所まで押しかけ暴露することがあります。
ドアに「金返せ」と張り紙をすることもあるのです。

1-5:家族に嫌がらせをする

悪質なファクタリング業者は、無関係の家族にまで嫌がらせをしてきます。

家族の個人携帯へ電話をかけたり、嫌がらせ行為をしてくるのです。

1-6:単なる嫌がらせを大量にしてくる

悪質なファクタリング業者は、お金を返させようと思いつく嫌がらせを全て行います。

宅配ピザを頼んだり、救急車や消防車を呼んだりするのです。事情を離せば宅配ピザ等は断ることができますが、近所の目やストレスは相当かかってくるでしょう。

2:悪質な業者かも!?判断する5つ特徴

悪質な業者の特徴は?判断するポイントが知りたい!

ファクタリングを利用する上で、悪質な業者は絶対に利用したくないですよね。
利用してしまうと、法外な手数料や返済に追われ激しい取り立てに遭うことが考えられます。

その様な事態にならない為に、悪質業者5つの特徴について紹介しておきましょう。

  • 手数料が異常に安い
  • 審査で手数料を積み増しされる
  • 実際に貰える額が半額以下
  • 無限に終わらない返済
  • 激しい恐喝と取り立て

上記5つの特徴を把握し、少しでも変だなと感じる業者は利用しないでください。

2-1:手数料が異常に安い

手数料が異常に安い業者には注意が必要です。

一般的な2社間取引での手数料相場は10%~30%になります。

しかし悪質な業者は5%ほどの異常なまでに安い手数料を提示し、破格の安さをウリに宣伝してくるのです。
「安いから良いじゃん!」などと甘い蜜には騙されないでください!

2社間取引でのファクタリング業者側のリスクやコストを考えれば、10%~30%が一般的であり5%では絶対に取引することが出来ません。
安すぎる手数料は、他の部分で利益を出そうと請求をされる可能性があり危険です。

手数料には十分に注意をしましょう。

2-2:審査で手数料を積み増しされる

審査で手数料を積み増しされたら、悪質な業者と疑いを持ってください。

通常ファクタリングの審査では、買取出来るかどうか確認を行います。
帝国データバンクやJICCから顧客信用情報を確認し、売掛先の信用情報・財務状況をチェックするのです。
しかし悪質な業者の審査は名目だけで、きちんとした審査を行っていません。

審査が終わったと電話が来ると、さまざまな理由をつけて手数料を積み増ししてくるのです。

  • 初回利用だから~
  • 即日振込だから~
  • 売掛先の信用が無いから~

上記のように、それっぽい理由をつけて手数料の積み増しをしてきます。

その際に「そうか、じゃあ仕方ないね」と諦めるのではなく、優良な業者を利用する様にしましょう。

2-3:実際に貰える額が半額以下

悪質な業者を利用すると、実際に受け取れる額が売掛債権の半額以下になる可能性が考えられます。

悪質な業者は、保証料や手付金など様々な費用を請求してきて実際に振り込まれた額は半分以下になってしまったという話が珍しくないです。

例えば100万円の売掛債権に対して、半分以上取られて実際に振り込まれた額は40万円などです。
ファクタリングを利用する際には、実際に振り込まれる額を契約書等でよく確認をしてください。

2-4:無限に終わらない返済

悪質な業者の特徴でもある、無限に終わらない返済にハマってしまう可能性もあります。

悪質な業者は「今月の返済が厳しかったら、分割払いでもOK!でも分割手数料が発生するよ!」と提案をしてくる場合があるのです。

ただしこの分割払い、一見優しい提案に思えますが実は危険な手口になります。
例えば、もともとの返済額が60万円の場合3回に分割したとしましょう。
その際の分割手数料は5万円とします。

  • 1回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 2回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 3回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 合計返済額:75万円

一括で支払うよりも15万円も増額されているのです。

また悪質な業者で使われる「ジャンプ」という方法を提案されることもあり、返済を待つ代わりに手数料だけ支払うという方法です。
先ほどと同じ60万円の返済を3回に分割したとして、ジャンプした際の例を紹介します。(2回目以降のジャンプは10万円に増額する)

  • 1回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 2回目:[ジャンプ]手数料5万円
  • 3回目:[ジャンプ]手数料10万円
  • 4回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 5回目:[ジャンプ]手数料15万円
  • 6回目:20万円+5万円=返済額25万円
  • 合計返済額:105万円

上記の様にジャンプをするということは、金利に相当する手数料を取りプラスで元金も回収しようとします。

さらに返せなくなりジャンプだけをし続けると、莫大な手数料を支払う事になってしまうのです。
違法業者につかまると、上記の金額では終わらず永遠にジャンプをし続けることになる可能性もあります。

十分に注意をする必要があるのです。

2-5:激しい恐喝と取り立て

悪質な業者は、支払いが遅れたり支払えないと分かった途端に激しい恐喝と取り立てで態度が一変します。

会社や家族などの身内を巻き込み恐喝したり、売掛先に債権譲渡をしたことをバラスと脅してきたりします。
悪質な業者は、払えないと分かれば回収しようと色々な手段で容赦なく脅してくるのです。

そうなれば周囲にもファクタリングが発覚し、会社の信用も失う可能性があります。

悪質な業者を利用してしまうと大変な事態へ発展するという事を覚えておきましょう。

3:悪質業者だった!詐欺被害を相談する3つの方法

実際に使ってみたら悪質な業者だった・・・。騙された!

上記の様に気づかずに利用してしまい、被害に遭ってしまうという場合も十分に考えられます。
そんなときは民間もしくは公的な相談機関へ相談をしましょう。3つの相談先を紹介します。

  • (1)法律事務所
  • (2)警察
  • (3)消費者生活センター

上記3つの中でも、特にオススメなのは「法律事務所」です。
法律事務所であれば、すぐに過払い請求や催促中止にするため動いてくれます。

3つの相談先について詳しく紹介していきましょう。

3-1:法律事務所

相談先の中で最もオススメな法律事務所を紹介します。

法律事務所にも様々な種類がありますが、詐欺被害に特化した法律事務所を利用する必要があるでしょう。
ファクタリングの被害を法律事務所へ相談すれば、被害者の代理人として悪質な業者と直接交渉をしてもらうことが可能です。

直ぐに違法な催促を中止する様に注意したり、過払い費用の返還を要求してもらうことが出来ます。悪質な業者が要求に従わない場合には、銀行口座の凍結など直接的なダメージを与えることも可能です。また、裁判で戦うことになっても強気な姿勢で協力をしてくれます。

本気で取り返したい!どうにかしてほしい!という場合には法律事務所で相談するのが最も心強い方法です。

ただし法律事務所は費用が発生します。ある程度の資金や、解決後の金銭的目途が立っていないと利用する事が出来ないので注意が必要です。

3-2:警察

2つ目の相談先は「警察」です。

被害にあったら警察!とまず考えますよね。

警察では「#9110」という詐欺被害時の窓口を設けており、無料で利用することが可能です。ただし、警察は解決まで時間がかかり、金銭的に取り返すという期待はあまり出来ません。被害届を出すにも、被害に遭った証拠・加害者情報が必要です。

またファクタリング被害の場合には、商取引のため民事事件として積極的に動いてくれないケースが多い傾向があります。

3-3:消費者生活センター

3つ目の相談先は「消費者生活センター」です。

消費者生活センターでも188という相談窓口を設けており、警察よりも親身になって相談に乗ってくれる傾向があります。
専門の相談員が適切なアドバイスをくれるので、怪しいかも?と感じた際に相談する先としてはピッタリな相談先でしょう。

ただし消費者生活センターでは、金銭的被害を取り戻せる可能性は低いです。
捜査権限を持っていない為、何かを解決するには力不足と感じるでしょう。

アドバイスが欲しい!相談をしたいという場合には、電話をかけてみましょう。

まとめ

悪質なファクタリング業者の取り立てについて紹介してきました。

返せないことが発覚すると、あらゆる手段で厳しい取り立てを行ってきます。
取り立てに遭えば、精神的苦痛・会社や近所の信用など大きくダメージを受けることとなるでしょう。

ファクタリングを利用する上で、少しでも変だなと感じることがあったら利用するのをやめてください。