偶像の意味するもの (シリキ・ウトゥンドゥ from フェイス オブ テラー)
ハロウィーン週 なので・・・今宵は・・・(^_^;)
写真はディズニーシーで2007年6月1日~7月31日の期間に行われていた「フェイス・オブ・テラー」という絶叫顔をモバイル投稿し、抽選で20,000名に当たったシリキ・ウトゥンドゥのフィギュアです。
無数の釘や金属片などが刺さっていて・・・よく出来すぎでちょっと恐怖ですよ (^_^;)
シリキ・ウトゥンドゥ (Shiriki Utundu)
コンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族が祀っていた偶像。
シリキ・ウトゥンドゥとは部族の言葉で「災いを信じよ」という意味。
所有する部族を攻撃しようとする者に恐ろしい呪いをかけると言われている。
シリキ・ウトゥンドゥを所有する部族は初め幸福が訪れるが、徐々に災厄が起こるようになり、ひどい場合は部族まるごと地上から姿を消してしまうという。
部族から部族へとたらい回しにされ、ハイタワー三世が発見した際はコンゴのムトゥンドゥ族が所有していた。
シリキ・ウトゥンドゥの一部には古代の呪術師の遺骨(または遺体)の一部が使われているという。
また、シリキ・ウトゥンドゥを扱う際には細かい決まりがあり、これを守らないとシリキ・ウトゥンドゥに不快感を与え、呪いをかけられてしまう。
その決まりとは、
火に近づけない
ひたすら偶像を敬い、恐れる
雨や風にさらさない
屋内に置いてはいけない
完全に覆ってはいけない
埋葬したり、他人に譲渡したり、捨てたりしてはいけない
などである。
シリキ・ウトゥンドゥは敬われることを望むという。
その部族の老人は“縁のもの”と呼んで恐れ、「偶像の目には気をつけろ」と言っていた。
老人曰く、呪いをかける際、偶像の目が緑色に光るらしい…。
しかし・・・この偶像の背中には無数の釘が刺さっていますが、一体どれほどの憎悪や恨みを一身に受け、あるいは修羅場をくぐり抜けてきたのでしょうか。
・・・それは、ヒトが生きて行くことの厳しさを象徴しているかのようです。
偶像が教えるものとは、
『先ず災いの存在を理解すること
・・・だからこそ回避する術があり、それを学習し、守りなさい。』
つまりそれは呪いなどではなく、災いを避けるための必要な知識を磨き、対象(自然であったり、人であったり)を受け入れ、思いやり、・・・そして敬うことである、と説いているように思えます。
『 無学は神の呪いであり、知識は天にいたる翼である。 』 というシェークスピアの言葉がありますが、偶像への決まり事は、自然や社会の中で人が生きるために必要な教えに通ずるものがあるようですね。
敬う・・・
もっとも、こと人間社会で相手への尊敬の念や相手を想う・・と言うのは、時に愛 である・・・
・・・そうとも言えますか (*゚▽゚*)❦☆彡
背中の傷は武士(剣士)の恥・・・とは言うものの、
人生経験が長いと、たくさんの傷を背中に負っている気がします・・・
ただ、例え多くの傷を背負った人生であっても、正面は綺麗な顔で笑っていられる強さ、そんな生き方をしたいものです。
いや・・・、周囲を見渡して、強い人ほど修羅場の経験が多いと言うことだけは間違いないか。
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