[ファイアウォール]


<ポリシーフィルター(その2)-基本ルール>

[ファイアウォール] ポリシーフィルター(その2)-基本ルール

ヤマハの平野です。

ポリシーフィルター(その2)は、SRT100のポリシーフィルターの設定画面の基本ルールついて、ご説明します。

次のようなネットワーク構成を例題として、ポリシーフィルターの基本的な設定を紹介します。

Policyfilter

PCからインターネット接続する際、上りの通信を「LAN1インターフェースからLAN2インターフェースへの通信において、FTP,WWW,Mail(SMTP,POP3)を通し、それ以外は破棄をする」というポリシーを設定します。今回は、説明用ということで、下りはケアしません。

  1. ポリシーフィルターの設定画面の基本(その1)
    1
  2. ポリシーフィルターの設定画面の基本(その2)
    2

●ポリシーフィルターの設定画面の基本(その1)

今回の例題の場合、4つの定義で実現することができます。

1

[ルール説明]

  • 上から下へ評価される。
  • 条件にマッチ(一致)すれば、「動作」(緑の通過/許可赤の破棄/禁止)が実行される。

[ポリシーフィルターのメリット(従来フィルター比)]

  • 受信と送信のインタフェースが指定できます。
  • プロトコル、送信ポート、受信ポートをサービスとして、定義することができます。一般的なものは、予め定義されています。
  • ログでは、その定義に該当するものだけが、ワンクリックで選別されて表示されます。

●ポリシーフィルターの設定画面の基本(その2)

今回の例題を「ポリシーの階層化」(階層構造)を使うと次のようになります。

2

少し、さっぱりしたと思いませんか?
→受信I/Fと送信I/Fのアドレス指定が省略(*)されていることがわかると思います。

[ルール説明]

  • 階層が1段下がると、例外処理として扱う。
  • 1行目で、条件を判定する。
  • 1行目の条件にマッチし、配下に定義があれば、その定義を判定する。
  • 2行目以降の条件にマッチすれば、それぞれの「動作」を実行する。
  • 2行目以降の条件にマッチしなければ、1行目の「動作」を実行する。

[階層化のメリット]

  • 複雑な条件判定を階層を使い段階的に定義できる。段階的に絞込みが行える。
  • 似たような条件判定が続く場合には、条件判定をまとめることができる。
  • 階層を使い段階的に絞込みを行うことで、一つ一つの定義がシンプルになる。

※この説明は、SRT100 Rev.10.00.09を用いています。リビジョンが異なる場合、表示内容が変更される場合があります。

【SRT100の使い方】

【NTT東日本のフレッツスクウェア接続設定】


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