ファンタジー軍のオススメ記事書いたので、今度はラブコメラノベのオススメ記事です。
1、佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』(感想→『1巻』)
藤宮周は、マンションで一人暮らしをしている高校生。
隣室に、椎名真昼という学校で噂の美少女が棲んでいることは知っていたものの、積極的にかかわっては来なかった。
けれどある日、雨の中ずぶぬれになっている彼女を見つけて、放っておけずに傘を貸したことで交流が開始。
心機一転、一人暮らしを始めようとしたら、不動産屋の手違いで、同じ部屋を契約してしまった弓月くんと佐伯さん。
さて、どうしようかとなった時に女子の方から「ルームシェアすればいいじゃん!」とノリノリで言ってきて。
佐伯さんがアクティブで、弓月くんが振り回されがちですが、基本軽快で読みやすいです。
大星明照は、効率厨。「青春を非効率と切って捨てる」なんてあらすじには書かれていますが。
彼は、既に自分の道を、大切にするものを決めている。
夢に向かって友人たちと突き進む、熱い青春モノです。
4、兎谷あおい『わたしの知らない、先輩の100コのこと』(感想→『1巻』)
最寄駅が同じ先輩と後輩。
通学路としては別の路線が主流なため、互いに相手の存在には気付いていて、けれどこれまで接点はなかった。
先輩が落とし物をして、それを後輩が拾った事から、交流開始。
相手の事を知らないから、知って行こうと「1日1問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える」というルールを設けて、少しずつ相手を知り、近づいていく話。
後輩ちゃんのほうがかなりグイグイ来るタイプですね。二人の様子を見てると早く付き合えばいいのにって感じでとても良いです。
5、長田信織『理系な彼女の誘惑がポンコツ可愛い』
学院の特権を獲得できるのは一人。
学院主席の久遠寺梓と、数学の天才弥勒院由槻の2人は、『告らせた方が勝ち』の恋愛ゲームで勝負することに。
しかし彼女は多重人格という秘密を抱えていて……
事情を知った矢野が、手助けをしつつ、新しい一歩を踏み出す話。
7、二丸修一『幼馴染が絶対に負けないラブコメ』(感想→『1巻』)
結構販促にも力入れている感じがする作品。
幼馴染は負けヒロインになりがち。そんな前例はぶち壊す! と幼馴染推してくるわけですが。
好きな相手に恋人が出来て、復讐してやろうと幼馴染に囁かれて。
8、ゆうびなぎ『未完結ラブコメと運命的な運命論』(感想→『1巻』)
もっと運命的な恋がしたい、と彼女に振られた高校生凍弥。
傷心の彼の前に現れたのは、謎の喋るプリンで「ラブコメの主人公に選ばれたので、ヒロインを攻略しろ」と言ってきて。
唐突に難題投げかけて来て、失敗すると死ぬ! と言う凶悪さ。
タイトルが全てを表している作品。
最初は接点がなかったところから親しくなって、付き合い始めてからも甘い作品です。
「思春期症候群」という不思議現象。
1巻では、有名人の先輩が「周囲の人から見えなくなる」というもので。
彼自身「思春期症候群」に縁があったため、彼女に近づいて。
咲太の置かれた状況、結構重いんですけど、それでも真っ直ぐに進んでく彼が眩しいです。
◇オマケ
藤崎珠里『恋の季節を、きみと』(感想→『恋の季節を、きみと』)
サークル「黒猫風鈴」より刊行の同人誌。kindle版もあるよ!
合同誌(涼暮皐ほか)『失恋文庫』(感想→『失恋文庫』)
サークル「ビッグ・ラグーン」より刊行の同人誌。bookwalkerで電子版も発売中。
ラブコメ紹介する記事に爆弾混ぜるなよって感じですが、タイトル通り「失恋」を扱った、パワーが強いアンソロジーです。
心に余裕のある時に、読むと良いですよ。えぇ。