◆2019 セノン クライマックスシリーズ・セ 最終ステージ第2戦 巨人6―0阪神(10日・東京ドーム)
5年ぶりにリーグ優勝した巨人は初回に先制。4回にはアレックス・ゲレーロ外野手(32)が2ランを放つなど小刻みに追加点を奪い、レギュラーシーズン3位から勝ち上がった阪神を6―0で下した。巨人は、リーグ優勝の1勝のアドバンテージを含めて3勝0敗とした。
巨人は初回、亀井と坂本の連打で無死一、三塁とチャンスメイク。続く丸の併殺打の間に1点を先制した。
投げては先発・メルセデスの好投が光った。初回と3回に得点圏に走者を置いたが、後続を断ってゼロ行進を続けた。
助っ人左腕を助けたい打線は1―0の4回にゲレーロが左翼席ぎりぎりに届く2ランで追加点を奪った。
5回には1死から亀井がこの日3安打目となる中前打で出塁し、坂本が四球を選ぶと、続く丸の初球に重盗を成功させる“原マジック”がさく裂した。1死二、三塁となり、丸が左犠飛を放ち、三塁走者・亀井が生還。さらに岡本にも右前適時打が生まれ、計2点を追加した。
メルセデスは7回3安打、6奪三振、無失点の圧巻の投球だった。
11日の第3戦は腰痛で登板回避した菅野に代わり、ドラフト6位・戸郷が先発。19歳右腕の勢いを力に変えて、一気に日本シリーズ進出を決めにいく。