美しすぎるモデル・トラウデン直美が思い付きでパパッとやること

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写真提供・読売テレビ

雑誌「CanCam」の専属モデルを務め、「美しすぎるモデル」として注目のトラウデン直美さん。13歳で専属モデルになり、20歳になった現在は、テレビの情報番組やバラエティー番組などでも人気を集めています。ゲスト出演した「秘密のケンミンSHOW&ダウンタウンDX秋の超豪華合体スペシャル!」(日本テレビ系、10日午後9時から放送予定)の収録後、気になるプライベートや将来の夢について聞きました。

――「ダウンタウンDX」は今回が初出演ですね。いかがでしたか?

松本(人志)さんと他の仕事でご一緒させてもらったことがあるせいか、あまり緊張しませんでした。ゲストに関西の方が多かったので、自然と(出身地・京都の)京都弁も出て、楽しかったです。あっという間に収録が終わってしまった、という感じでした。

これまでは授業優先、秋からは少し余裕も

――今は慶應義塾大学法学部の2年生に在籍されているんですね。大学生活と仕事との両立で大変ではないですか。

1、2年生は授業数も多いし、大変です。でも、所属事務所の方々に「授業優先で」とお願いして、スケジュールを調整していただいたおかげで、何とか単位を取ることができました。なので、これからは授業数も減って、少し余裕が出てくるかも。テレビの情報番組に出演させてもらった経験から、「今度はこういう方面の勉強もしてみたいなあ」と興味が広がることもあるし、大学の授業から受ける刺激もあります。両方に感謝しかありません。

ドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト」の衝撃

――最近ハマっている、何か興味をひかれたことはありますか。

「エシカル・ファッション」について、もっと勉強したいと思っています。

――エシカルって、「倫理的」とか「道徳的」という意味ですよね。

そうです。ドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」(アンドリュー・モーガン監督)という作品をたんです。ショッキングな服飾業界の実情が描かれていました。「あなたの服の本当のコスト、知っていますか?」という映画の問いかけは、モデルという仕事をしている私自身も知っておくべきことだと思ったんです。誰かの犠牲の上に安価な服が作られている現状に目を向けて、そのルーツまでさかのぼって考えるようにしていく、ということに興味を持ちました。

――「エシカル」は、持続可能な産業のあり方という問いかけでもあったと思いますが。

ええ、そうです。綿を栽培するにしても、農薬で汚染されて、さらなる農薬を使わないと成り立たなくなっている農地もあります。地球上の資源は有限なのだから、持続可能にするにはどうしたらいいのか。消費者が製品のルーツを知って、適切な選択をしていけば、という考え方でもあるんですね。でも、この映画は既存のブランドを批判している部分もあるので、なかなか宣伝されません。私は、語学の授業でリポートとして提出したんですが、もっと深く調べたいと思いました。

乗馬はしばらくお休み中

――なるほど。「ハマっている」という質問に、こういう話が飛び出すとは思いませんでした。

昔からお洋服は大好きだし、ファッション業界で仕事をしている責任というものもありますし。

――実は、想定していた答えは、乗馬だったんです。以前、ほかのインタビューで乗馬が趣味と答えられたことがありますよね。

ええ。乗馬は子供のころから大好きです。でも、東京に移ってからは、都内での乗馬はお値段が高いのと、時間的な余裕がなくて、ちょっとお休みしています。また再開はしたいですけど。

オフは1泊で気軽な一人旅

――オフの日は、どんな過ごし方をしていますか。

そうですね。一人旅が好きです。思い立ったら結構、どこでも行きますよ。

――有名な方が来たら、周囲があわてるのでは?

いえいえ。昨年は広島に行って、宮島の弥山みせんに一人で登りました。修行僧の方々が登る山道で、汗だくになりながら延々と森の中を登って。そのあとで、おいしいカキ、広島焼きなどを食べました。今年は金沢に行きました。兼六園を訪れたり、ノドグロを食べたり。パパッと思いついたら、一人旅をしています。

――行動力があるんですね。でも、ご両親は心配されませんか。

いずれも1泊の気軽な旅なので、両親には現地に着いてから電話するくらいです。昔から「自分の判断で動きなさい」と言われてきたので。急に「ダメ」と言われたら、こちらが面くらってしまいます。

究極の美容術 ストレス管理は自分で

――美しさを保つ上で、これだけは実践している、ということを教えてください。

週3~4回はジムに通っているし、寝る前に足と顔のマッサージは欠かしません。むくみが出やすい方なので。でも、何より大切なのは、ストレスをためないこと。その日の気分で、「今日は、家にこもって何もしない」と決めたらその通りにするし、「今日は、買い物の日だ!」と決めるときもあります。自分のことを一番よく知っているのは自分だから、何がストレスになるかを考えてから行動しています。

大学院への進学も視野に

――将来はどんな仕事をしてみたいですか。

言い方が難しいのですが、お金もうけだけのために仕事をする気にはなれません。大学で教員をしている父の影響もありますが、金銭的な枠に縛られずに、自分の好きな対象をずっと研究していく人生はとてもいいなあと思います。だから、大学の4年間を終えたら、大学院に進学するのも一つの選択肢かもしれません。私にはまだ専門性がなくて、研究対象も絞り切れてはいないけれど、これから頑張って見つけたいと思います。

(聞き手/読売新聞メディア局 永原香代子、撮影/田中昌義)

 

トラウデン 直美(トラウデン・なおみ)

1999年生まれ、京都府出身。ドイツ人の父と日本人の母を持つ。20代女性向けファッション誌「CanCam」で史上最年少の専属モデルとしてデビュー。2018年4月から今年3月まで「Going! Sports&News」(日本テレビ)に日曜日のお天気キャスターとして出演。慶應義塾大学法学部政治学科在学中。現在は情報番組でコメンテーターとして活躍の場を広げている。