こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。
今回は、無類のサバ缶好きの僕がよく作る、サバの水煮缶詰を使ったスパイスを効かせた炊き込みご飯をご紹介します。
細長いインディカ米(タイ米が手に入りやすいと思います)を使いパエリアのようにフライパンで炊き上げるもよし(意外に簡単ですよ)、いつも使っている米を手軽に炊飯器で炊いても、もちろん美味しくできます。
旨味たっぷり、ふんわり優しい風味のサバ缶には、スパイスの香りや、ピーマンや青唐辛子のシャープな青臭さと辛さがばっちり合います。
そして、今回使うスパイスは、カレーのメインの香りでもある「クミンシード」。油で炒めて香りを立たせます。
今回のレシピメモはこちら。
ツジメシの「サバ缶クミンご飯」
【材料】(1人分)
- サラダ油 小さじ1~2
- クミンシード 小さじ1/2
- にんにく、しょうが(それぞれみじん切り) 各小さじ1
- 玉ねぎ 1/8個
- 生の青唐辛子(赤唐辛子でもOK) 少々
- 米(あればインディカ米) 120g
- サバ水煮缶詰 1缶(190gくらいのもの)
- ピーマン 小1個
- 塩 2つまみ(2g)
(トッピング用)
- しょうが 少々
- 紫玉ねぎ 少々
- パクチー 少々
- 生の青唐辛子(あれば) 少々
作り方
1. 玉ねぎはみじん切りに、ピーマンは細切り、唐辛子は小口切りにしておく。
2. サバ缶は身と汁を分け、汁には水(分量外)を足して160mlにし、塩を混ぜておく。
3. フライパンにサラダ油、クミンシードを入れて中火にかけ、油がふつふつしてから1分ほど加熱したら、
玉ねぎのみじん切りを加えて2~3分炒め、にんにくとしょうが、唐辛子を加えて弱火でさらに1分ほど炒める。
フライパンは20cmのものを使っています。1人分のご飯を炊いたり、以前ご紹介した手抜きフィデウワを作るのに、フライパンは20cmのものがちょうどいいサイズです。
4. 米を洗わずに加えて、中火で全体に油が回るまで炒め合わせる。
炊飯器で炊く場合は、この玉ねぎと米を炒める工程までをフライパンで行い、これ以降の作業は炊飯器の内釜に移して行います。
普通の米を使う場合でも、こうした味付けご飯は糠の匂いも気にならないため研がずに使っています。
5. 2の、まずは汁を注いでひと混ぜし、
サバの身をのせ軽くほぐす。
炊飯器の場合は、ここで炊飯スイッチを押して炊き始めます。
6. フタをして中火にし、再沸騰したら弱火にして12分加熱し、
火を止めピーマンをのせ、再度フタをして10分蒸らす。
炊飯器の場合、炊き上がったところでピーマンをのせて10分蒸らします。
7. 仕上げのトッピングで、千切りにしたしょうが、粗めのみじん切りにした紫玉ねぎ、斜め切りの青唐辛子、食べやすく切ったパクチーを散らす。
クミン香るご飯は必食です
油で熱したクミンシードはナッツのような香ばしさも加わり、たまらなく食欲をそそります。クミンパウダーを使う場合は、5のサバ缶の汁と身を入れるタイミングで小さじ1/4程度を加えてください。クミンの他にフェンネルシードを加えても美味しいですよ。
ちなみに、青唐辛子はものによって辛さがずいぶん違うので、僕はちょっとかじってから使う量を決めています。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
- ブログ:ツジメシ。プロダクトデザイナー、ときどき料理人
- Twitter:@tsujimeshi
- レシピブログ:ツジムラさんのmyレシピブック
企画協力:レシピブログ
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